マイケル・イネスを読んでみよう。 [Mystery]
マイケル・イネス・・・必ずしも日本人の間では有名ではないかもしれないけど、英国では評価の高い作家です。
(「マイクル・イネス」という表記もありますが、「世界ミステリ作家事典」に合わせました。)
日本では『ハムレット復讐せよ』が手に入るくらいで(Yuseumのホームページでもミニキャンペーンをやっています)、『ある詩人への挽歌』も絶版になりましたが、そのイネスの「新作」が9月末に2作品も発行されました。
『ストップ・プレス』(富塚 由美訳)
まずは、この2年ほど出る出ると言われ続け、ようやく出版された国書刊行会の『ストップ・プレス』。
イネスというと重厚、難解のイメージが強いのですが、この作品は「全編が悪ふざけの連続のような作品で、売れっ子スリラー作家リチャード・エリオットの創り出した、義賊と探偵の性格を併せ持つヒーロー(スパイダー)がまるで活字の世界から抜け出してきたとしか思えない事件が、エリオットの屋敷の周辺で続発」します。
(「」内は世界ミステリ作家事典からの引用)
この作品はパズラーを期待すると期待はずれに終わるようですが、ファース(笑劇、喜劇)と思いながら読むと、楽しいようです。
ハードページで500ページ強ある分厚い作品ですが、割とすらすら読めるようです。
もう1冊は、『アプルビイズ・エンド』(鬼頭 玲子訳)。
出版元は月に3冊もの海外ミステリを発行し続け、しかもマージェリー・アリンガムやナイオ・マーシュといったクリスティ、セイヤーズとともに四大女流作家と認められている両者を進んで発行しているのは嬉しい限りですが、そのうち潰れやしないか心配^_^;の論創社。
これまで挙げてきた作品は、いずれもアプルビイ警部が活躍するのですが、この作品はアプルビイ最後の事件ではなく、アプルビイズ・エンドという駅で降りて立ち寄った館で起こる奇怪な事件を描いています。
こちらも英国流ユーモア怪奇ミステリのようです。(350ページほど。)
H・R・F・キーティング著の海外ミステリ名作100選にも選ばれている作品です。
Yuseumは早速読んでみたいのですが、現在「ある作品」に手こずっているので、いつになったら読めるのやら。。。
なお、どちらもハードカバーの長編で抵抗がある、という方は短編集「アプルビイの事件簿」がお薦めです。
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Yuseumさん
面白そうですね!!!
hiroは推理ものや事件もの大好きなんですよぉ~~!!
本屋さんに行ってみて立ち読みしてきましょうかねぇ~~!
ブログ。。モコさんのところもそうなんですが、ポスペになってますね!
とっても可愛い~~><><
可愛すぎですよ!!
横浜探検[http://blog.goo.ne.jp/hiroko-voyage/]
by hiro (2005-10-12 01:30)
hiroさん、コメントありがとうございます。
hiroさん、推理物とか好きですか。僕も大好きです。
ポスペブログはかわいい♪ モコさんとは別バージョンですけど、すぐ気に入ってしまいました。
by ゆーじあむ (2005-10-12 19:51)