スカイ・クロラ The Sky Crawlers [TV, Movie & Radio]
映画「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」公式サイト
押井守監督の最新アニメーション映画の「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」。
TVなどでこの作品が紹介されているのを見ていると、なんとなく、
「これは見なきゃいけない作品だなぁ。」
と思うようになり、先日鑑賞しました。
原作の森博嗣さんの作品が好きだから、というのもあったけど、この作品は未読f^_^;
で、映画を観た後に原作も読んでみました。
以下、一応ネタバレなしで戯言を綴りますが。。。
1つ、原作を読み終わって、映画が意外に原作に忠実であることに驚きました。
原作を知らずに映画を観ているときも、
「ああ、これは『森博嗣ワールド』が映像化されているなぁ。」
と感じたくらいですから。
もちろん、原作と映画では違うところもあって、
人物設定がいくつか違っていたりもしますが。。。
映画が原作と大きく異なる点は、「ティーチャー」という人物の位置づけ。
大人である「ティーチャー」が永遠の子供「キルドレ」達の前に立ちはだかる存在として強調され、
それに伴いラストも変化します。
そして、この原作と異なる部分が押井監督のメッセージでもあるのでしょう。
あっ、エンドロールになっても、まだ映画館を出ない方がいいですよ(・・)(。。)
まあ、よっぽど「つまらなかった」としたら別ですが。。。
Yuseumはこの作品、好きです。
この作品は、「理解しよう」という感じで鑑賞すると難解な気がしますが、
Yuseumは目前に広がる光景に身を委ね、
でも、身を委ねつつも、わりと客観的な立場で、
この作品の「感覚をつかもう」という感じで観ていました。
不思議な映画です。
ラストシーンでは、いつのまにか涙が一筋流れていました。
もっとも、その涙は悲しいという気持ちではなく、
空虚という気分でもなく、
かといって、この映画の持つメッセージに感極まったからでもない。
ただ。
心に響く何かがあったのは確かです。
「キルドレ」たちの声優さんには、いずれも本職ではない方が起用されていますが、
それが「心を空に置き忘れている」ようなキルドレたちの雰囲気が表れており、
よかったと思います。
それは、押井監督の狙いでもあるのでしょう。
絢香さんの歌う主題歌『今夜も星に抱かれて…』(クリックするとiTunes Storeが開きます)も印象的です。
☆スカイ・クロラシリーズ☆
以下の文庫表紙を左から右に並べると(一番右が
スカイ・クロラ
)、一枚の絵になります。
これは、外伝的な短編集 「スカイ・イクリプス Sky Eclipse」 。
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