わーい、明日から「新ミス・マープル」の一挙放送だぁ(棒読み) [アガサ・クリスティー]
午後5時から放送です。
お間違いなく
なぜ(棒読み)かというと
このシリーズには期待していないから
でも、その分。意外に楽しめるかも(^_^)3
まず、この新ミス・マープル(Agatha Christie's Marple)。
シーズン3まではマープルをジェラルディン・マクイーワンさんが演じていましたが、今回のシーズン4、5ではジュリア・マッケンジーさんに女優が交代しています。
理由は分かりません。(単純に体力的なもの?)
マクイーワンさんはお元気で、彼女のホームページによれば、最近でも"Arrietty 借りぐらしのアリエッティ 英語版" (Pal/Reg. 2)の吹替(現在、アメリカ上映中の≪北米版≫ではない)も担当されています。
話を戻して、新ミス・マープル。
このシリーズの特徴は<改変>( ̄^ ̄)
もちろん、21世紀に製作するわけですから、現代にも通じる訴求点を盛り込むのは大いに結構。
極端な話、原作のエッセンスだけ取り上げて大幅に改変したとしても、見終わって、
「ああ、クリスティーだな( ´−`)」
と視聴者に思い込ませれば、それは成功作品と思います。
しかしながら。
現代的要素を強調するあまり、犯人設定まで変えてしまうなんて本末転倒
(例;『書斎の死体』)
・・・ま、Wikipediaによれば、今回の「マープル物」は比較的原作に忠実のようだから、期待しよう(^.^)
(その分、「非マープル物」の改変は著しいようだが(ーー;))
そう。
もう一つの特徴は、<非ミス・マープル物のマープル化>( ゚Å゚;)
そりゃ、ポワロに比べてマープルは作品数が少ないですよ。
そして、ミス・マープルの長編12作はBBCによって全て映像化され(ジョーン・ヒクソン主演のミス・マープル[完全版]DVD-BOX 1、DVD-BOX 2)、万人にとって完璧ではないにしろ、概ね好評だから、このBBCのシリーズとは視点を変えたアプローチをしたいのは分かりますよ。
『ゼロ時間へ』。
これはシリーズの中では比較的上手く映像化した類に入ると思います
ただ、面白かったのは原作がいいから、当然と言えば当然で。
原作での探偵役はバトル警視ですが、それをミス・マープルに置き換えることで。。。
終盤、最も盛り上がるシーンがあるのですが・・・。
「アレ」は、ミス・マープルには無理でしょヾ(・∀・;)オイオイ
相手がよほど貧弱で(そうは見えない)、よほど油断してたのか、あるいはマープルがその外見とは裏腹な怪力の持ち主であるなら別ですが
放送前から文句ばかり書いてますね(;´∀`)
とりあえず、今回の放送作品の紹介を始めますか(._.) φ
午後5時、NHK BSプレミアムです。(90分程度)
3/19(月):ポケットにライ麦を A Pocket Full of Rye
この作品は、ざっとしか読んでいなくて、しかもその記憶が曖昧なYuseumですが(..;)
ジョーン・ヒクソンのシリーズにも、もちろんこの作品はありますが、この映像作品は著作権か何かの問題で、前のミス・マープル DVD-BOX(字幕版)には、これだけ欠けていたんですよ。
…だから、YuseumはVHSビデオからDVD-Rにダビングして、チャプター付けをしたことは覚えてますf^_^;
タイトルは童謡「マザーグース」の歌詞より。
3/20(火):殺人は容易だ Murder is Easy
原作は非マープル物。
・・・やっぱり、列車の中の老婦人に会うのはミス・マープルなのね
どうなることやら( ^.^)( -.-)( _ _)
これは、過去に米CBSがテレビ化していまして(なぜか「ロンドン殺人事件」というタイトルだったようだが)、日本では『殺人は容易だ』[VHS]がありますが、DVD化はされていないです。
原作は読んだことがないYuseum(クリスティーのノン・シリーズ物はあまり読んでいない(__;))ですが、この映像作品は過去にスカパー!で放映されていまして、それはなかなか面白かったです(^^)v
3/21(水):なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか? Why Didn't They Ask Evans?
なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか? (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
- 作者: アガサ クリスティー
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2004/03
- メディア: 文庫
原作は非マープル物。
これも過去に映像化されています
おしどり探偵[完全版]VOL.7 [DVD](英国オリジナル版)
- 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
- メディア: DVD
冗長で、、、というか実際、時間的に長い作品(オリジナルが188分)で、イマイチ覚えていない
3/22(木):魔術の殺人 They Do It with Mirrors
これは、原作読んだ気でいたけど・・・読んでないや
この作品は、ジョーン・ヒクソン版の他にもヘレン・メイズがミス・マープルを演じた<ミス・マープル>『魔術の殺人』 [VHS]もあるんです。
こちらもYuseumは見たことがあるので、すっかり原作は読んだ気分に。
ァ '`,、'`,、('∀`) '`,、'`,、
なお、ヘレン・メイズさんは、先に挙げた『殺人は容易だ』[VHS]において「列車の中の老婦人」も演じています。
3/26(月):青いゼラニウム The Blue Geranium
ミス・マープルの初登場は、この短編集。
(ハヤカワ・クリスティー文庫と創元推理文庫ではタイトルが違いますが、中身は同じ。)
だから、非マープル物を無理矢理「マープル化」しなくても、この珠玉の短編集を映像化すればいいんですよ(ノ^^)ノ
・・・ただ。
『青いゼラニウム』は以前、日本でもNHKでアニメ化されています。
アガサ・クリスティーの名探偵ポワロとマープル Vol.4 エンド・ハウス怪事件 [DVD]
- 出版社/メーカー: NHKエンタープライズ
- メディア: DVD
原作をそのまま映像化すると、30分弱の尺で収まる話なんですよ。
今回のドラマは92分だから、間違いなく「装飾」されているわけですが。
…, but still keeps to the core storyline.
とあるから、期待しましょう
3/27(火):チムニーズ館の秘密 The Secret of Chimneys
原作は非マープル物。
なるほど。実際こちらのブログを拝見すると、ロケ地はハットフィールドハウスのようです(!o!)オオ!
そして、実際に「チムニーズ館」の建物はハットフィールドハウスをモデルにした、とも言われています。
(「アガサ・クリスティーの英国―小説の村と館を探す旅」に言及があるようです。)
そこまで原作に忠実ながら、ストーリーはWikipediaに(今日はウィキペディアからの引用が多いですが(^_^;))、
However, the substitution of Miss Marple as the main detective is only the first of many changes made to the story, …(しかしながら、ミス・マープルが(バトル警視の)代わりに主探偵を務めることは、この物語に施された多くの変更の1番目に過ぎず、…)
と書かれているので、ものすごく改変しているようです—(^O^ )
ま、Yuseumは原作をまだ読んでいないので、楽しみですw
3/28(水):蒼(あお)ざめた馬 The Pale Horse
原作は非マープル物。
『蒼ざめた馬』は、少し違った意味で有名な作品。
毒薬が(ry
この作品も過去に映像化されています
ビデオ化時の題名は「魔女の館殺人事件」(・ω・)
この映像作品は、イマイチだった記憶(__*)
3/29(木):鏡は横にひび割れて The Mirror Crack'd from Side to Side
ミス・マープルの代表作の1つ。
これは、ジョーン・ヒクソン版はもちろん、過去にアンジェラ・ランズベリー(後の「ジェシカおばさん」)主演で映画化されています。
アンジェラ・ランズベリーはあまりミス・マープルっぽくなく作品もイマイチ、というのが世評のようですが、この作品は原作の出来がいいので、余程のことがない限り、駄作にはなりません(・・)(。。)
だから、製作スタッフにとってはプレッシャーなはず。
今回の脚本は、ケビン・エリオットですか。
彼なら手堅く脚本されていることでしょう。
新ミス・マープルでは『動く指』、『ゼロ時間へ』、、、
うん。こちらもまずまずの作品ばかり。
・・・『書斎の死体』を除いては(; ・`д・´)
また、上述の『ポケットにライ麦を』もエリオットさんの脚本です。
最後に、今年の夏頃から製作されると言われている、Season 6について簡単に紹介しておきましょう。
以下、3作品が製作予定。
- A Caribbean Mystery 『カリブ海の秘密』
- Endless Night 『終りなき夜に生れつく』 原作は非マープル物。
- The Seven Dials Mystery 『七つの時計』 原作は非マープル物。
お、『終りなき夜に生れつく』のどこに、ミス・マープルの登場余地があるねんヾ(゚Д゚ )ォィォィ
シーズン1〜3はこちら↓
@そ〜、番宣見て「あ、マープル役の女優さん変わったんだ」と思いました。
by dendenmushi (2012-03-19 06:35)
*わーい、今造ROWINGさんの隣りだぁ(笑)。それはさておき、先日書いたMacOSのアップデート、先程問題なく出来ました。が、いざ完了するまではドキドキでしたよ。う〜ん、テクノストレス!
by トモミ (2012-03-24 12:31)
>dendenmushiさん、コメントありがとうございます。
役者さんがチェンジしたマープルはいかがですか[はてな]
>トモミさん、アップデートがうまくいってよかったです[にこっ]
by Yuseum (2012-03-28 19:09)