早川書房クリスティー文庫ベストセラーランキング(ポワロ&マープル) [アガサ・クリスティー]
ブログではごぶさたしていますf^_^;
いくつかブログネタはあるけれど、それは置いといて¢( ・・)ノ゜
2016年3月、AXNミステリー(4月から無印スカパー!でも放送開始!)では
「早川書房クリスティー文庫ベストセラーランキング」
と題して、アガサ・クリスティーの生み出した2大名探偵ポワロとマープルの長編全作品について、クリスティー文庫におけるセールス順に、名探偵ポワロ、アガサ・クリスティー ミス・マープルの各作品を放送しています。
通常、ベストセラーランキングは上位作品しか分からないところ、今回の放送では下位の作品も分かるというのが面白いです(*^。^*)
クリスティー文庫は2003年10月に創刊されているので、この十数年におけるクリスティー作品のセールス傾向が分かるのも興味深い。
(ひょっとすると、この数年のセールスなのかもしれませんが。)
で、このランキング。
実は、AXNミステリーの3月&4月番組表を見れば分かったりするのですが(^0^)/
だから、AXNミステリーでランキング順に見るのを楽しみにしているから…という方は、以下の記事はしばらく読まないように_(_^_)_
自分の備忘録として記録していきます。
それでは、今日(2016年3月3日)時点で放送済みの作品から。
ミス・マープル長編12話ベストセラーランキング
12位:鏡は横にひび割れて
11位:魔術の殺人
10位:動く指
・・・『鏡は横にひび割れて』が最下位。
『鏡は横にひび割れて』が最下位(゚д゚)!
大変意外です
クリスタル殺人事件で映画化もされているし、ミス・マープルの作品の中でも比較的評価の高い作品だと思っていたので( ・_・;)
1つ考えられるのは、ミス・マープルの作品群は粒揃いの佳作が多いですが、抜きんでた作品もないので、セールス的には12位〜5位あたりは団子レースのような気はします(゚-゚)
ただ、『鏡は横にひび割れて』は、その団子レースの中から頭一つ飛び抜けた作品だと思うのですがねぇ。
特別、本の価格が高いわけでもないし、品切れしていたわけでもないと思うし。。。
初っ端から色々興味深いランキングです。
9位:復讐の女神
8位:バートラム・ホテルにて
7位:書斎の死体
6位:スリーピング・マーダー
5位:カリブ海の秘密
4位:ポケットにライ麦を
3位
2位
1位の『予告殺人』は納得ですね。
江戸川乱歩が昔から褒め称えているし、私が最初に読んだミス・マープルの作品はこれでした
(名探偵事典 海外編に取り上げられていたのがきっかけ。)
もっとも、アガサ・クリスティー完全攻略では評価が低くて、その内容も納得ですが、私は最初に読んだと言うこともあって、好きな作品です
2位の『牧師館の殺人』は、もちろんミス・マープル最初の事件ということもありますが、クリスティー文庫創刊後に新訳リニューアルしたことも、ベストセラー要因の1つかもしれません。
(クリスティー文庫では「ポアロ」表記。)
エルキュール・ポアロ長編33話ベストセラーランキング
33位:鳩のなかの猫
32位:ヒッコリー・ロードの殺人
31位:象は忘れない
30位:愛国殺人
29位:満潮に乗って
28位:第三の女
27位:死者のあやまち
26位:マギンティ夫人は死んだ
25位:死との約束
24位:複数の時計
23位:杉の柩
22位:雲をつかむ死
21位:もの言えぬ証人
この辺りも団子レースだとは思いますが、どうでしょうか?
続いて、20位〜11位をカウントダウン。
20位:葬儀を終えて
19位:エッジウェア卿の死
18位:ハロウィーン・パーティー
17位:ひらいたトランプ
16位:ホロー荘の殺人
15位:メソポタミヤの殺人
14位:三幕の殺人
13位:邪悪の家(エンドハウスの怪事件)
12位:青列車の秘密
11位:白昼の悪魔
『青列車の秘密』が意外に高い気がしますね。
『邪悪の家』(エンドハウスの怪事件)は新訳リニューアルされています。
それでは、ベスト10。
高すぎやしませんか?(; ・`д・´)
怖い物読みたさですか(笑´∀`)
ま、私は意外に好きだったりしますがf^_^;
ハヤカワ文庫からクリスティー文庫になったときに新訳で出版されてはいるのですが、どうなのでしょう(._.)φ
5位
4位
2位
1位
この辺のランキングは自他ともに納得でしょう。
特に、1位の『オリエント急行の殺人』は、今回放送される名探偵ポワロ版はもちろん、1974年のシドニー・ルメット監督の有名な映画「オリエント急行殺人事件」もありますからね。
(オリエント急行殺人事件~死の片道切符~もあ・・・いや、なんでもないです)
クリスティー文庫が創刊されてからも、三谷幸喜さん脚本で「オリエント急行殺人事件」が放映されたし(出来は個人的にはイマイチだけど。)、最近ではケネス・ブラナー監督・主演で再映画化される話もありますしね。
そして、クリスティー文庫では新訳リニューアル後、元々期間限定カバーであったものを三谷版放映にあわせて新カバーにしたから、クリスティー文庫だけでもカバーが3種類あるのです
他の新訳期間限定カバーは、私の知る限り変更されていないようだから、いかに『オリエント急行の殺人』がベストセラーであるかが伺えます。
突然のコメント、失礼いたします。はじめまして。
書評でつながる読書コミュニティ「本が好き!」を運営しております、和氣と申します。
貴ブログを拝読し、ぜひ本が好き!にもレビューをご投稿いただきたく、コメントさせていただきました。
本が好き!:http://www.honzuki.jp/
こちらのサイトでは、選ばれたレビューアの方が本をもらえるようになる「献本サービス」を行っています。
1.会員登録
こちらのフォームよりご登録ください。
http://www.honzuki.jp/user/user_entry/add.html
2.書評投稿
書籍を検索し【書評を書く】ボタンよりご投稿ください。
3.ご報告
貴ブログ名をご記載の上、こちらのフォームよりご報告ください。
http://www.honzuki.jp/about/inquiries/user/add.html
名前の通り「本好き」の方がたくさん集まって、活発にレビューを投稿して交流をされているサイトですので、よろしければぜひ一度ご訪問いただけましたら幸いです。
よろしくお願いいたします。
by 本が好き!運営担当 (2017-04-02 10:39)