シャーロック・ホームズ160歳の誕生日 [ホームズ&ライヴァルたち]
本日1月6日は、シャーロック・ホームズ160歳のお誕生日です
・・・ま、コナン・ドイルが「ホームズの誕生日は何年何月(._.)φ」と記したわけではありませんが、Wikipediaにもあるように、ホームズが1854年生まれであるということは多くのシャーロッキアンに支持されています。
(
シャーロック・ホームズ最後の挨拶(
Kindle 、 )所収『最後の挨拶』は1914年8月4日に発生した事件ですが、そこにホームズについて「六十がらみの、背の高いやせた男」という表現があること、などから。)
一方、1月6日については、Wikipediaでは『恐怖の谷』の描写を引き合いに出したりしていますが、根拠は曖昧です。
そのあたりは手前味噌ながら、小生が14年前に発行したメルマガ(バックナンバー)などもご参照ください。
(こんなことを書いていたのをすっかり忘れてたf^_^;)
さて。
1月のAXNミステリーでは、ホームズ160歳を記念して「シャーロック・ホームズ生誕記念特集」を組んでいます
まずは、本国イギリス&アメリカではいよいよシーズン3が公開された SHERLOCK シャーロック。
そのシーズン1&2の一挙放送が1月11日にあります。
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そして、そのSHERLOCKの制作陣にも影響を与えたと言われる、名匠ビリー・ワイルダー監督の映画「シャーロック・ホームズの冒険」が18日に(傘が印象的)
映像でのホームズ像を決定づけた「元祖ホームズ」ベイジル・ラズボーン版シャーロック・ホームズは、25日に『バスカヴィル家の犬』を始め3話放映される模様。
こちらの作品もSHERLOCKの制作陣に影響を与えています。
ベイジル・ラズボーン版シャーロック・ホームズ シリーズ シャーロック・ホームズ プレミアムDVD-BOX
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そして。
以前、拙ブログでも紹介したことがありますが、その後密かに熱狂的ファンが増えつつある(と思われる^_^;)
ロシア版「シャーロック・ホームズとワトソン」全話放送\(~o~)/(18日&25日)
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シャーロック・ホームズとワトソン博士の冒険(通常版) [DVD]
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シャーロック・ホームズとワトソン博士の冒険 バスカヴィル家の犬(通常版) [DVD]
- 出版社/メーカー: アルトアーツ
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いやぁ〜(o^-^)
ロシア版ホームズは大きく分けて5作品あり、そのうち3作品は上記のようにDVD化されているのですが、後の2作品『アグラの財宝』と『20世紀が始まる』はこれまで日本未公開、未リリースだったのです。
今回、この2つも含めた全11話が放送されるということでめでたい(^。^)丿
なお、ロシア版ホームズについては以下の本が詳しいです
秋の夜長は・・・ [ホームズ&ライヴァルたち]
こんなページがありました。
10/5(土)深夜より、ジェレミー・ブレット主演「シャーロック・ホームズの冒険」のハイビジョンリマスター版がNHK BSプレミアムで放映されることは知っていましたが、長編も放映されるのですね
詳細のページには、吹き替えで「ジェレミー・ブレット…露口茂,デビッド・バーク…長門裕之」としかありませんが、おそらく放送の尺から↓のブルーレイ版と同じ物だと考えられ、そうなると【追加吹替】がコロコロ出てくるものと思われますがf^_^;
いかがでしょう
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上の記事には「ドキュメンタリーなどが続々登場」とあるので、それも楽しみです
さてさて。
秋の夜長には他にも楽しみな番組があるので、海外ドラマを中心にここに整理しておきます。
WOWOW
BBCの「シャーロック」のヒットを受けて、シャーロック・ホームズが現代にというパターンですが、この米国版はワトソンが女性、というのも1つのポイント。
「エレメンタリー」=「基本だよ」はホームズの口癖のひとつですね
クライム・ミステリーにコメディのエッセンスを注入しているとのこと。
10/5(土)に第1話が先行無料放送されます。
AXNミステリー
G・K・チェスタトン原作のブラウン神父シリーズが、BBCによって現代的アレンジを加えて映像化されたとのこと。
10/12, 19(土)に全10話一挙放送(10/29よりレギュラー放送)です。
チャンネル銀河
19世紀末のカナダ・トロントを舞台にした正統派ミステリードラマ。
シーズン3待ってましたよ(o´∀`o)
シーズン1,2は何回か吹き替え放送されていましたが、本国ではシーズン6まで制作されているのに、なかなか日本ではシーズン3が放送されなくて。(今回は字幕。)
この作品、コナン・ドイルなど実在の人物が登場するのも面白いし、ミステリーそのものも興味深いけれど、なんといっても(特にシーズン2での)関心事は、主人公マードックと法医学者ジュリアのラブ・ロマンスにあるわけで。
ヽ(°▽、°)ノエヘヘヘヘw
スカパー!無料放送期間なので、10/5(土)に第1話、10/6(日)に第2話が無料放送されます。
イマジカBS
ネットドラマでは初めて、今年度のエミー賞ドラマ部門監督賞、他3部門を授賞した米国ドラマ。
今から20年前にイアン・リチャードソンが主役を演じた英国ドラマ「野望の階段」(三部作)、日本ではNHKで深夜に放送されていたのでご記憶の方も多いのではないのでしょうか?
このドラマはそのリメイク版で、ケヴィン・スペイシーが主演。
政界でのスリリングなパワーゲームが描かれているようです。
BSスカパー!においても、10/5(土)19時より第1話&第2話先行無料放送。
『シャーロック・ホームズ 絹の家』〜61作目の正典?〜 [ホームズ&ライヴァルたち]
シャーロック・ホームズ―ガス燈に浮かぶその生涯 (河出文庫)
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では、時代設定の話が出てきましたので、少々マニアックですが≪ハンチング帽の男と絹の家≫事件の年代学的な考証を少し行ってみましょう(._.)φ
先にも記したように、この事件は「一八九〇年の十一月も終わりに近い頃」に発生したわけで、その前に「ホームズはきわめて残忍で執念深い敵に、自分が瀕死の状態にあると思わせるため、三日三晩、食事も水も一切絶ち、あやうく餓死しかけた」と書かれており、この事件は「シャーロック・ホームズ最後の挨拶」(Kindle版、) 所収の『瀕死の探偵』The Adventures of the Dying Detective の直後に起こった事件だということが示唆されています。
ここで、先にご紹介したW・S・ベアリング=グールドによる「シャーロック・ホームズ年譜」をご存じの方なら、
「おや(。)?」
と思うかもしれません。
年代学については、ベアリング=グールドの研究・発表に基づく小説世界内の時系列順が、詳しくまとまっていることもあり最も有名で、例えば、以下の本においてもそれが採用されています。
シャーロック・ホームズ完全解読 (別冊宝島 1965 カルチャー&スポーツ)
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- 出版社/メーカー: 宝島社
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しかしながら、の本を見てみると『瀕死の探偵』は1887年11月19日(・ω・)?
実は、『瀕死の探偵』が発生した事件の日付は、ワトスンの最初の結婚の年に依存し、ベアリング=グールドは「ワトスン結婚3回説」を提唱しているため、こんなことになっているのです。
『瀕死の探偵』には、「結婚して二年になるわたしのことを訪れてきた(ハドスン)夫人」(日暮雅通 訳)とあり、「霧深い十一月の」(同上)ともあるので、この事件は、
・ワトスンが結婚して2年後の11月
に発生したことが分かります。
問題は、「ワトスンがいつ結婚したのか?」ということですが、この結婚は通常、『四つの署名』The Sign of Four(Kindle版、)で出会ったメアリー・モースタンとの結婚であり、『四つの署名』の事件発生年も諸説ありますが、これは(ベアリング=グールドも提唱している)1888年が有力であるため、『瀕死の探偵』は1890年11月の事件という説があるのです。
実際、ベアリング=グールドも『瀕死の探偵』の注釈(詳注版シャーロック・ホームズ全集 (3) (ちくま文庫))において、
「ブレイクニー、クライスト、フォルソム、パトリック、ペーターセン、スミス、ザイスラーはこの事件を1890年に起きた事件だとしている。また、ベル、バウチャー、スターレットは1888年という見解をとっている。また、アンドルー、ブレンド、ハリソンは1889年という見解をとっている。しかし小生はただ一人、1887年説をとっている。」
・・・というわけで、『瀕死の探偵』の事件発生年については結論が出ていないわけです。
ただ、 『ブリキ製文書箱』のワトスン未発表原稿は戦火で消失したけれど写しを発表するよ〜のスタンスで、「シャーロック・ホームズの秘密ファイル」 (創元推理文庫)などのパスティーシュを執筆したジューン・トムスンは、以下の本において(明言はしていないものの)『瀕死の探偵』を1890年だとしているし、「新・注釈付きシャーロック・ホームズ全集」(未訳)で有名な米国のシャーロッキアン、レズリー・クリンガー(後述)も、1887〜1890年の諸説があり断定できないとしながらも、一応、1890年に設定しているので、『絹の家 シャーロック・ホームズ』もそれに従ったのでしょう。
1891年よりストランド誌に順次公表された『ボヘミアの醜聞』、『赤毛組合』、『花婿の正体』、『オレンジの種五つ』(「シャーロック・ホームズの冒険」所収)は一見、『四つの署名』の後に発生した事件のように書かれていますが、そうすると年代学的に辻褄の合わないところが出てくるのです。
そのため、ベアリング=グールドは、
「これらの事件はワトスンの(すぐに亡くなった)先妻との結婚生活の間に発生した事件であるが、公に自分に先妻がいたことを公表すれば、1891年時点で結婚生活中のメアリー(・モースタン)の心を傷つけてしまう。だから、一種のごまかしを行った。そうすれば、『私の妻』と書いても、メアリーや読者は当然メアリーのことだと思うだろうし、 嘘が大嫌いな誠実なワトスンにとっても、嘘を書いているわけではない(`・ω・´)シャキーン」
と考えたわけですf^_^;
ベアリング=グールドはワトスンの最初の結婚を1886年11月と設定しているから、『瀕死の探偵』の1887年と少し矛盾が・・・という気がしますが、『瀕死の探偵』の原文を読むと、
…in the second year of my married life…
「私が結婚して二年目」だから、あながち間違いでもない
(そして、天候学的には1887年11月19日は「霧深い十一月」だったのです。)
もう少し年代学的なことを。
『絹の家 シャーロック・ホームズ』では、地の文においても「私の妻」という表記ではなく、「メアリー」と書かれているのにやや違和感を感じたのですが、これは「ワトスンが少なくとも2回は結婚した」からです。
『絹の家』にもメアリーがその後亡くなったことを示唆する文章があるのですが、これは『空き家の冒険』The Adventure of the Empty House(「シャーロック・ホームズの生還」所収)に、
「どこで聞いたものか、ホームズはわたしの身に起こった悲しい離別を知っていて、言葉よりも態度で温かい同情を示してくれた。
『悲しみには仕事がなによりの良薬になるよ、ワトスン。(以下、略)』」(日暮雅通 訳)
と、メアリーが亡くなったことを示唆する文章が挿入されています。
そして、ワトスンがその後再婚したということは、ホームズが執筆した(と言われる)『白面の兵士』The Adventure of the Blanched Soldier(「シャーロック・ホームズの事件簿」(Kindle版、)に、
「一九〇三年一月、(中略)。善良なるワトスンはそのころ、わたしを見捨てて妻と結婚生活を送っていた。それは、わたしたちのつきあいをとおしてたったひとつ思い出せる、ワトスンの身勝手だ。」(日暮雅通 訳)
"The good Watson had at that time deserted me for a wife, the only selfish action which I can recall in our association."
との記載があることから、判断できます。
(先に挙げた、ジューン・トムスン
「ホームズとワトスン―友情の研究」によれば、もし、ここに書かれた妻がホームズも良く知るメアリー・モースタンのことであれば、"a wife"と素っ気なく書かずに、"his wife"(愛妻)という言葉を使った方が自然である、と主張しています。)
だから、 『絹の家 シャーロック・ホームズ』は先述のように、第二次世界大戦中にワトスンが回想して執筆した作品であるため、結婚が2回か3回かはさておき「私の妻」ではどの妻か混乱するから、「メアリー」と記述しているものと思われます。
・・・とはいえ、"The World of Holmes"というホームページにも記載があるように、 「ワトスン結婚1回説」(メアリー・モースタンのみと結婚)もあるわけです。(→こちらを参照)
それは、先に記した『空き家の冒険』の引用部分を原文で見てみると、
"In some manner he had learned of my own sad bereavement, and his sympathy was shown in his manner rather than in his words. "Work is the best antidote to sorrow, my dear Watson," said he;~"
つまり、誰と死別したのか明確には書かれていないので、『悲しい離別』とはワトスンとメアリーとの間に生まれた子供のことでは、という説も一応成り立つわけです。
その真相はさておき、『絹の家 シャーロック・ホームズ』では先にも触れたように≪ハンチング帽の男と絹の家≫事件が解決してしばらく後に、メアリーが亡くなったことを示唆する文章があるので、「ワトスン2回結婚説」に基づいて書かれたものと推察されます。
シャーロック、地上波初放送! [ホームズ&ライヴァルたち]
大変ご無沙汰しています^_^;
昨年末は入院したりして アレでしたが、ボチボチこのブログを更新してみようかと(._.) φ
今日は、今日(1/15)の深夜よりいよいよ地上波(NHK)初放送
そこで、『シャーロック SHERLOCK』とホームズあれこれ。
日本で初放送されたのは2年前の夏でしたが、正直、あまり期待していませんでしたσ(^◇^;)
シャーロック・ホームズが21世紀で活躍するという設定がキワモノのように思われたこと。
そして、ここ10数年のホームズ物の映像作品には辟易していたので(後述)、NHK BSプレミアムでの初放送を録画はしたものの、そのまま放置
で、作夏にBSプレミアムで第2シリーズが放映されるにあたり、第1シリーズも再放送されたので、(好評の声も聞こえてきていたし)恐る恐る見てみたんです( ´ノω`)コッソリ
いやぁ、これはこの20年の間に映像化されたホームズ物の中では最高レベルの作品ではないですか
最初の作品、つまり1月16日(水)0時25分よりNHK総合で放送される第1回『ピンク色の研究 A Study in Pink』。
これはホームズ聖典(原作)をお読みの方はすぐ分かるように、ホームズがワトスンと出会った処女作『緋色の研究 A Study in Scarlet』から来ているわけですが、意外にこの『緋色の研究』はほとんど映像化されていないんですね。
で、見てみたら21世紀が舞台なのに、あまりにホームズしてたから思わず唸ってしまいました(≧◇≦)
19世紀でも21世紀でもアフガニスタンか(゚д゚)!から始まり、まぁシャーロッキアンと呼ばれる方々が見たら歓喜しそうなネタが方々に(*゜∀゜*)(笑)
そして、ホームズ物を知らない方が見ても、主役のシャーロックとジョンが格好よく、物語がスピーディーに展開するから、退屈することなく普通に面白い!
ま、第1シリーズの中では第2回の『死を呼ぶ暗号 The Blind Banker』の出来がやや落ちるわけですが、これは西洋人が見たらオリエンタルな雰囲気が面白いんだろうなぁ〜ということにしてf^_^;
第3回の『大いなるゲーム The Great Game』 の出来も素晴らしい。
いずれもTVドラマというより、映画を鑑賞しているような感じ
未見の方はとりあえず3話見てみてください。
そして、悶絶してください( ̄0 ̄)(笑)
第2シリーズ。
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なお、第1、第2シリーズのガイドブックも出版されるようです。
待望の第3シリーズは、役者さんが皆お忙しいこともあり、早くて今年の秋から撮影スタートのようです。
それまで、これを読んでおさらいしておきますか。。。
さて、先に「ここ10数年のホームズ物の映像作品には辟易していた」 と書きました。
それは1984〜1994年にホームズ聖典を忠実に映像化した、ジェレミー・ブレット主演グラナダ版『シャーロック・ホームズの冒険』が素晴らしかったのも一因です。
NHKでも放送されていたし、最近でもスカパー!で放映されたりもするので、ご覧になった方は多いでしょう。
先日は、遂にブルーレイBOXが出ました♪
シャーロック・ホームズの冒険 全巻ブルーレイBOX [Blu-ray]
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いやぁ、画質の素晴らしいこと…はひとまず脇に置いておいて、グラナダ版『シャーロック・ホームズの冒険』の功績の1つに、
・それまで凡庸な人間として描かれることの多かった、ワトスンの地位向上
というのが挙げられると思うんです。
でも、それ以降に制作された映像作品の多くは、ワトスンの力が強くなりすぎて、
・ホームズは頭は切れるけれどエキセントリックな変人。それを寛容の心で見守る人間味溢れるワトスン。
という構図が出来上がってしまった気もします。
それは、ガイ・リッチー監督の映画
『シャーロック・ホームズ 』
『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』にも当てはまるわけで。
(なお余談で、知っている人は当然知っていますが、これらの映画でワトスンを演じたジュード・ロウは、無名時代にそこそこ重要な役柄(だけど大したことない役)でグラナダ版『シャーロック・ホームズの冒険』に出演しています。)
そうじゃないんですね。
『シャーロック SHERLOCK』の素晴らしいところは、性格こそ違うけれどもベネディクト・カンバーバッチの演じる(筋肉質ではなくw)スタイリッシュな社会不適合者シャーロックと、 マーティン・フリーマン演じる世間一般的な性格のジョンが、対等な位置に立って友情を築き上げている点。
ホームズとワトスンが対等、という点が、この10数年のホームズ映像作品に欠けていたと思うんです。
別冊映画秘宝シャーロック・ホームズ映像読本 (洋泉社MOOK)
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そう思ってこの10数年、つまりグラナダ版以降〜『シャーロック SHERLOCK』以前のホームズ映像作品は…と上のムックを読んでみましたが、意外に(映像リストはあるけど)触れられていなかったので、簡単にここで触れておきます。
シャーロック・ホームズのライヴァルたち [ホームズ&ライヴァルたち]
ほぼ密室状態のレントン館で、宝石盗難事件が連続して発生。そこには、必ずマッチの燃えさしが残っていた・・・。
隅の老人の事件簿 (創元推理文庫 177-1 シャーロック・ホームズのライヴァルたち)
- 作者: バロネス・オルツィ
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1977/08/19
- メディア: 文庫
ダブリンで2つの重大犯罪が同時に起こった。つまり、著名な弁護士パトリック・ウェザード氏の殺害事件と、百万長者ブルックス氏の遺言状偽造事件だ! ≪安楽椅子探偵≫隅の老人がその真相を語る。
英国プロヴィデント銀行で窃盗事件が起こった。支配人のアイルランド氏はその場で気を失っていた。夜警のジェイムズ・フェアベアンは、アイルランド夫人が夫に声を掛けていたと供述したが、夫人はそれをきっぱりと否定した・・・。