シャーロック・ホームズの栄冠 [ホームズ&ライヴァルたち]
最近、少し気分が塞ぎがちのYuseum(´ε`;)ウーン…
こういう時は、少し楽しげな本を読もう、と思って、取り出したのがこれ↓
これ、パロディ&パスティーシュ集なんですね。
ホームズを題材にして、海外の様々な方々が様々な「模倣作」(パスティーシュ)やパロディを書いています。
そういう短編を集めた作品集には、エラリー・クイーンが編纂した「シャーロック・ホームズの災難」(残念ながら、上下巻とも絶版中(×_×))というのがありますが、こちらはシャーロッキアンとして著名な北原尚彦さんが編纂しています。
第I部 王道篇
『一等車の秘密』The Adventure of the First-Class Carriage(ロナルド・A・ノックス)
作者のノックスは『陸橋殺人事件』で有名ですが、、、Yuseum、『陸橋〜』はあまり面白いと思わなかったので(;´∀`)
で、本作は確かに王道スタイルですが、なんかイマイチ面白みがないというか(ーー;)
『ワトスン博士の友人』Dr. Watson's Friend(E・C・ベントリー)
『トレント最後の事件』の作者です。
(確か、『〜最後の事件』が最初の作品だったかな?)
王道篇に入ってはいますが、本作は軽い読み物でした。
『おばけオオカミ事件』The Adventure of the Bogle-Wolf(アントニー・バウチャー)
作者はどちらかと言えば、ミステリー評論家として有名。
でも、こんな↓作品も書いています。
本作は、ある童話を推理したところ、・・・となり、ホームズの普段の口癖がここでも実証されていますw
『ボー・ピープのヒツジ失踪事件』The Tale of "Little Bo-Peep" as Conan Doyle Would Have Written It(アントニー・バークリー)
バークリーはこのブログで何回も紹介しているので、著作紹介は割愛(^_-)
これは、マザーグースの『ボー・ピープ』を知らないと、最後の切れ味はなかなか伝わらないですね。
もちろん、注釈はありますが、もともとこれを知っていれば、にやりとする作品。
『シャーロックの強奪』The Rape of Sherlock: Being the Only True Version of Holmes's Adventures(A・A・ミルン)
ミルンは「くまのプーさん」の作者として知られていますが、下↓のような微笑ましいミステリも書いています。
本作はショートショート程度の長さですが、、、よく分からんσ(^◇^;)
『真説シャーロック・ホームズの生還』The Return of Sherlock Holmes(ロード・ワトスン(E・F・ベンスン&ユースタス・H・マイルズ)
作者はあまり知りませんが、E・F・ベンスンは怪奇小説作家として有名。
本作はワトスン卿(ロード・ワトスン)が記載した、という形をとっています。
シャーロック・ホームズがライヘンバッハの滝で行方不明になり、その後復活したのは有名な話ですが、本作はその復活直前(つまり、まだ世間ではホームズが死んだ、と思われていた頃)に書かれたもののようです。
『第二の収穫』The Adventure of the Second Swag(ロバート・バー)
作者は、ウジェーヌ・ヴァルモンというフランス人探偵を生み出したロバート・バー。
最近、以下の短編集が出ましたね\(^O^)/
本作は、、、いやぁ後味がブラックですね〜(O_O)
ウジェーヌ・ヴァルモンの勝利 [ホームズ&ライヴァルたち]
「我輩の名前はヴァルモン、といっても読者諸君はご存じないだろう。」
作者のロバート・バーはコナン・ドイルの友人でもあり、ホームズものパロディでも知られています。
クイーンの定員にも選ばれている短編集、The Triumphs of Eugene Valmontが完訳されました\(^O^)/
この中で有名な短編は、一般に「放心家組合」/「健忘者連盟」というタイトルで知られている、『うっかり屋協同組合』。
まとまった短編集がこれまで出ていなかったので、Yuseumもこれくらいしか読んだことがありませんσ(^◇^;)
その内容も忘れてしまったので、これから読んでいくのが楽しみです(^^)
タグ:海外古典ミステリ
「シャーロック・ホームズの冒険」x2 [ホームズ&ライヴァルたち]
数ヶ月前、
「なんで2月に立て続けに出るんだろう〜(?_?)」
と思っていたら、映画に合わせてなんですねぇφ(゚Д゚ )フムフム…
・・・ま、別にいいけどw
創元推理文庫からは、著名翻訳家である深町眞理子さんによる「新訳」ホームズが出ます。
で、角川文庫からも「新訳」ホームズが出るわけです。
未読の方も、何度も読んだことがある方も、この2つの「新訳」を味わってみると面白いかも。
・・・以上、ネタがこれ以上浮かばなかったYuseumでした(^◇^;)
ロシア版シャーロック・ホームズ [ホームズ&ライヴァルたち]
チヨロギさんに教えてもらった、ブログランキング&成分解析のblogram。
これでこのブログを解析してみると、なんと\(◎o◎)/!
で、上に挙げたDVDはその記念すべき第一作。
YouTubeにトレイラー映像があったので、ちょっと覗いてみましょう。
これでこのブログを解析してみると、なんと\(◎o◎)/!
(全22ブログ中のようですけれど)「シャーロック・ホームズ」カテゴリで1位ヽ(^。^)丿
・・・まあ、これを見てアクセスしてきた方が、
「騙された(ー_ーメ)」
と思わないように、今日はホームズの記事を^_^;
ロシア・・・というより、旧ソ連で制作された以下の作品を買っちゃいました
・・・まあ、これを見てアクセスしてきた方が、
「騙された(ー_ーメ)」
と思わないように、今日はホームズの記事を^_^;
ロシア・・・というより、旧ソ連で制作された以下の作品を買っちゃいました
1979年制作のこの作品。
登場人物はもちろん皆ロシア語を話しますが、舞台もロシアかというとそうではなく、19世紀末のイギリスの話として原作に忠実に描かれています。
登場人物はもちろん皆ロシア語を話しますが、舞台もロシアかというとそうではなく、19世紀末のイギリスの話として原作に忠実に描かれています。
絶版本の
「NHKテレビ版 シャーロック・ホームズの冒険」
(復刊してくれい(つд⊂))によれば、ロシアのテレビでホームズが大成功を収めているというニュースをイギリスやアメリカの人々が知ったのは、1983年のこと。
「ソビエト国民は愛するシャーロック・ホームズと別れられない」
の見出しが1983年2月10日のソビエト一流紙“イスベスチヤ”に掲載され、国民の要望により既に成功を収めた3作品に続き、2本のテレビ映画が新たに制作されると報じられたようです。
「ソビエト国民は愛するシャーロック・ホームズと別れられない」
の見出しが1983年2月10日のソビエト一流紙“イスベスチヤ”に掲載され、国民の要望により既に成功を収めた3作品に続き、2本のテレビ映画が新たに制作されると報じられたようです。
YouTubeにトレイラー映像があったので、ちょっと覗いてみましょう。
シャーロック・ホームズの研究 [ホームズ&ライヴァルたち]
こんな本が出たようです。
この本がちょっと難しいなぁ、と思った場合は、「ホームズ学」の入門書として以下の本はいかがでしょうか?
(お手頃値段ですし(^_^)V)
この本は最近出版されたものですが、もともとは1994年に飛鳥新社より刊行された 「シャーロッキアンは眠れない―ホームズ物語に隠された63の謎」 という本を文庫化したものです。(左の本)
ホームズまるわかり事典―「緋色の研究」から「ショスコム荘」まで
- 作者:
- 出版社/メーカー: 青弓社
- 発売日: 2009/08
- メディア: 単行本
Yuseumはまだ入手していませんが、目次を見る限り、いろいろな「ホームズ研究」をまとめた本のようですね。
今月末に手に入れようっと
この本がちょっと難しいなぁ、と思った場合は、「ホームズ学」の入門書として以下の本はいかがでしょうか?
(お手頃値段ですし(^_^)V)
この本は最近出版されたものですが、もともとは1994年に飛鳥新社より刊行された 「シャーロッキアンは眠れない―ホームズ物語に隠された63の謎」 という本を文庫化したものです。(左の本)
タグ:海外古典ミステリ