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前回はこちら。
今回は先々週に放映された「金塊事件」と先週に放映された「青いゼラニウム」。どちらもミス・マープルものです。
もともと、これらの原作が含まれている短編集「火曜クラブ」（あるいは「ミス・マープルと13の謎」）は、ミス・マープル初登場の短編集なのですが、「軽くミステリを読みたいな。」にぴったりの作品集です。原作は甥のレイモンドを筆頭に、前警視総監や画家など様々な職業の人々がミス・マープルの家に集まって、各自が真相を知っている昔の事件を語り、その解決を推理しあうのですが、ミス・マープルの安楽椅子探偵ぶりが冴え渡る珠玉の一品。
「金塊事件」では、ミス・マープルがメイベルに話を聞かせるというような体裁をとっています。ゲスト声優はレイモンド役の加藤雅也さんと
ささきいさおさん。
この謎解きの伏線は日本人にはわかりにくいですね。
「青いゼラニウム」はミス・マープルとメイベルがプリチャード家に招かれて問題を解決します。
短編ですが、なかなかよくできた作品だと思います。
原作は両方とも短編集「火曜クラブ」（あるいは「ミス・マープルと13の謎」）に収録。
次回は、このアニメシリーズ史上、いろいろ物議を醸した「エンドハウス怪事件」。
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