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アガサ・クリスティー特集「名探偵ポワロ」&「ミス・マープル」
前編はこちら。
さて、後編は「ミス・マープル」です。
先にも書きましたが、
日本初放送
の新作シリーズです。
マープルを演じるのは、ジェラルディン・マクイーワンさん。
この新作シリーズ、設定は1950年代なんだそうで、「名探偵ポワロ」同様、時代考証にこだわった贅沢なドラマになっています。
ただ、本国ではやや不評だったとか。
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アガサ・クリスティー特集「名探偵ポワロ」&「ミス・マープル」
前編はこちら。
さて、後編は「ミス・マープル」です。
先にも書きましたが、
日本初放送
の新作シリーズです。
マープルを演じるのは、ジェラルディン・マクイーワンさん。
この新作シリーズ、設定は1950年代なんだそうで、「名探偵ポワロ」同様、時代考証にこだわった贅沢なドラマになっています。
ただ、本国ではやや不評だったとか。
もう1点は、現代の視聴者を念頭に置きすぎた脚色。
なんとミス・マープル、「若い頃に不倫した」という背景がほのめかされているそうです(○_○)
他にも、「レズビアン関係だの、レイプだの、やたらとセックスが加わっている。」
まあ、このことは最近の「名探偵ポワロ」シリーズにも当てはまるんですけどね。
(ポワロ・シリーズの制作は、『ナイルに死す』以降はカーニバル・フィルムが制作から外れて、ITV (グラナダTV)主導の制作に変わっており、このミス・マープルシリーズもITV制作ですからね。)
現代ミステリに慣れた視聴者には普通に受け入れられる反面、クリスティーの<メイヘム・パーヴァ>(ノスタルジアから成り立つ神話の王国で、それぞれの時代の政治的、社会的関心からは完全に遮断されている世界。世界ミステリ作家事典より。)を望む視聴者にとっては、そういう安直なセックス描写は邪魔者以外の何物でもないかもしれません。
まあ、見てみないと分かりませんね。
さて、ジェラルディン・マクイーワンの声優を担当するのは、女優の岸田今日子さん。
この2人、確かに声の質は非常によく似ています。
ただ、予告編を見た限り、個人的には岸田さんの喋り方はやや耳障りかなぁ?
もっとも、ミス・マープルはよくお喋りしすぎて、警察や若者らからは煙たがられる側面が原作には描かれていますから、そういう特徴は出てるのかも。
でも、ジョーン・ヒクソンのシリーズに比べて、セント・メアリー・ミード村ののんびりした感じはあまり出ていない気もします。
これも、見ないと分かりませんね(^_^;
では、今回の放映作品について「Yuseumの勝手に見所」。
このシリーズ、セカンド・シーズンでは『シタフォードの秘密』や、トミー&タペンス物の『親指のうずき』の「非マープル物」にマープルを登場させるという、これまた物議を醸し出しそうなことをやっているみたいです。
しかし、今回放送されるファースト・シーズンの作品はすべてマープル物の長編原作です。
(なお、2ndシーズンでは他に『動く指』と『スリーピング・マーダー』が制作、放送済。)
なお、先にも述べたジョーン・ヒクソンのシリーズは、ミス・マープルの長編作品を全て映像化しているので、どうしてもそれと比較したくなります(・-・)(。_。)
こちらは、「可もなく不可もなく」という印象でしたが、今回の作品はどうでしょう???
【参考】
この作品の原作は読んでないです。
ジョーン・ヒクソンのシリーズでは最初に制作された作品で、これまた2時間30分以上と長いんですけど、こちらは「殺人が起きたのに、どことなくのんびりしたムードのセント・メアリー・ミード村」という雰囲気が好きでした。
特にバントリー大佐がユーモラス、というか「かわいそう(‥、)ヾ(^^ )」という感じがよかったんですけど、今回の作品はどういう雰囲気かな?
【参考】
まあ、この作品は「スーパー家政婦」ルーシー・アイレスバロウがどれだけ魅力的かどうか、がポイントですね。
【参考】