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アガサ・クリスティー特集「名探偵ポワロ」&「ミス・マープル」
さて、今宵(12/14)からポワロ再登場です。
実はYuseum、この原作は読んでいません。
なので、真っ白な気持ちで鑑賞しました。
感想は、、、うん、面白かったですよ。
少なくとも今回放映されたミス・マープルシリーズや『青列車〜』に比べると、はるかに面白かったですよ。
しかし!!
クリスティーがこういうラストを書くはずがない!
・・・と思ったYuseumは、原作は未読だけど持っているので、気になったところをパラパラと調べました。
(O.O;)(o。o;)・・・結構、原作を改変してるじゃない…。
『ひらいたトランプ』 CARDS ON THE TABLE
まあ、原作を読んでいないことと、これまで駄作ドラマだけ見せられたせいもあってか、この作品は楽しめました。
室内劇のような演出もよかったし、「4人の探偵」が並ぶ姿もよかったし、BGMも控えめだったし、何より落ち着きがあって「品がありました」。
ただ・・・、「品がある」から今回の改変はいい、とは言えないなぁ(゜ペ)
このテーマ、現代英国の流行りなんですか?
まあ、今回の改変の核心をつくまえに、その他の改変について少し触れておきますか。
少々ネタバレですけど。。。
まず、シェイタナから睡眠薬が検出された点。
Yuseumが調べた限り、原作にはこういう記述はなかったと思いますが???
まあ、これが改変であっても、Yuseum的には悪くはないですよ。
そこにはシェイタナの現代的な狂気が見え隠れしていて、Yuseumも他人事とは思えませんでしたから(^◇^;)
「殺人は芸術だ」というのを実践して、ポワロに挑戦した、ということですよね?
・・・恐ろしいことを考える。。。
次に、ラスト付近におけるアンとローダのゴタゴタ。
これは、正直何で改変したのか???です。
まあ、ラスト付近といえば、ロリマー夫人に絡むことに関してもいろいろ改変されていましたけど…。
これらは改変する必要はあったのか?
原作で、ロリマー夫人がXXされて、それが犯人立証の根拠になるっていうのは、ミステリ的にはあまりにも安易ですから、そこを変えるのはいいんですけど、、、
その他の部分を変える必要性はなかった、と思うんですけどね・・・。
さてさて、いよいよ今回の改変の核心ですが、その前にもう一つ。
本作は「クリスティーの分身」アリアドネ・オリヴァー初登場ということで、そこにも注目していましたが、ミセス・オリヴァーは(彼女が好きか嫌いかはともかく)原作のイメージ通りだったと思います。
演じたのは、『予告殺人』でレティシアを演じたゾーイ・ワナメイカーさん。
オリヴァー夫人は今後もちょくちょく出演する準レギュラーなのですが、彼女の演技なら今後も安心して見られそうです。
(嫌悪感は抱くかもしれないけどw)
先にも書いたように、「4人の探偵」が揃うシーンは、まさに「クリスティー・オールスターズ」という感じがして、見ていて壮観なのですが、今回、あとの2人はヒューズ大佐とウィーラー警視。
原作では、クリスティーの他の作品にも出てくるレイス大佐とバトル警視なんです。
レイス大佐は『ナイルに死す』にも出演しているから、今回も出てほしかったんですけど、、、役者さんの調整が上手くいかなかったのかな? 残念(x_x)
でもバトル警視は出せるんじゃないの? 「ミス・マープル」で『ゼロ時間へ』とか制作しているみたいだけど、その絡みで出せなかったの? などと思いながらドラマを見ていましたが、、、ラストに至って納得しました。
このようにストーリーを改変した場合、もし今回、ウィーラー警視ではなくバトル警視だったら、クリスティー・ファンは暴動を起こすでしょう・・・●〜*°゜°。。ヾ(`´メ)
今回のドラマでは、素性のよく分からないウィーラー警視でないとダメなのです。
で、今回の改変の核心。
ホ○ですか それもWパンチですか\(◎o◎)/?!
いやあ、ドラマを見ていたときは、アンとローダの微妙な描写の事ばかり心配していましたからね(..;)
まさか、そういう改変をやってくるとは
・・・まあ、不幸中の幸いというか、「ミス・マープル」シリーズに比べれば、品はありましたけどね。。。
そりゃ、ポワロじゃないですけど「青天の霹靂」ですよ。これは(◎-◎;)
今回のクリスティー特集。はっきり言って病んでます。
重い重い現代病に
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