ついに出ます!
アントニイ・バークリーの傑作の1つ、『ジャンピング・ジェニイ』が文庫で#59011;

ジャンピング・ジェニイ (創元推理文庫)

  • 作者: アントニイ・バークリー
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2009/10/29
  • メディア: 文庫

 

名探偵ロジャー・シェリンガムが大活躍(?)する、この作品。
シェリンガムについては、「ロジャー・シェリンガムは面白い探偵だ」という記事で紹介しましたが、この面白いシェリンガム・シリーズは、ほとんどすべてがハードカバーだったので、購入に躊躇された方もいるのでは?

Yuseumは 世界探偵小説全集のハードカバー を持っているので、この機会に再読してみました。
前回読んだ時は、探偵ロジャー・シェリンガムのことをよく知らなかったので、時には、
「なんかイヤなやつq( ゚д゚)p」
という印象を受けたりしたこともありましたが、シェリンガム・シリーズのほとんどを読破した今となっては、こう思えてきます。
「まあ、ロジャーだからなぁ( ´−`) しょうがないよf^_^;」

読者にとっては最初にほぼ事件の真相が提示されるので、頭の回転が鋭すぎるがために、逆に「空回り」しているシェリンガムの迷走ぶりを大いに楽しめます#59120;
でも、読者に対しても「驚き」を用意しているのが、バークリーらしいところで(°0°)

物語の冒頭、史上有名な<殺人者と犠牲者>に扮装した登場人物が次々と登場し、登場人物の本名と扮装した人物の名が入り乱れるので、少々混乱するかもしれませんが、そこを乗り越えれば楽しめると思います(^^)
未読の方は、是非この機会に#59126;