今週は「名探偵ポワロ」ウィークです\(~Ω~)/
アガサ・クリスティー 名探偵ポワロ ミス・マープル4&5(NHK BSプレミアム)

4作品が日本初放映#59018;#59138;
放映に先駆け、DVD-BOXも絶賛予約中#59020;

名探偵ポワロ ニュー・シーズン DVD-BOX 4

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD
そこで、今日から4日間、(たぶんw)ブログを更新します(>Д<)ゝ
昨日は、『三幕の殺人』が放送されました。

ポワロは友人の元俳優、サー・チャールズのパーティーに招かれる。その席上で老牧師がカクテルを飲んだ直後に急死。1か月後、チャールズの親友の医師がほぼ同じ客を招きパーティーを開くが…。

原作はこちら#59030;

三幕の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

  • 作者: アガサ クリスティー
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2003/10
  • メディア: 文庫
以前、拙ブログに書きましたが、この作品の英版と米版では第二の殺人の犯罪動機が異なります#59140;(リンク先;ネタバレ注意)
今回のドラマは、(当然ながら)英版に基づいていました。
ドラマはたった1時間30分しかないので、いろいろ割愛されてはいましたが、ほぼ原作に忠実に作られていました。(特に後半30分。)
大きな割愛点は、本作の準主役である元俳優チャールズ・カートライトのパトロンであるサタースウェイト氏、そして、パーティーの招待客であったアンジェラ・サトクリッフがいないことになりました。

サタースウェイトさんは仕方ないです。
原作では、主にサタースウェイトさんの立場で話が進行しており、チャールズとエッグ、サタースウェイトが「探偵ごっこ」を始めます。
ポワロさんは第一の「殺人かも?」の現場には居合わせますが、その後少し退場し、しばらくして3人と再合流するような感じ。
したがって、原作通りに話を構成すると「名探偵ポワロ」の活躍機会が減少しますので、仕方ないです(;´Д`)
『鳩のなかの猫』と同じパターンですね。)
ただ、そのために…(以下、ネタバレに近づくために後述。)

アンジェラさんがいないのも、まあ仕方ない。
原作では、チャールズの元恋人的なアンジェラの存在により、エッグがかなり嫉妬するわけですが(-_-)、そこまで描くと1時間30分の尺には収まらない。
実際、今回のドラマ。
最初はものすごく駆け足で進行します。
ただ、後半をきちんと描くためには、仕方がないです。
後半は原作を忠実に再現していたと思います。
トランプタワーが出てきて感動#59021;#59022;#59023;#59024;
(いや、これがないと話が進行しないのですけれども(^^ゞ)
エッグがトランプタワーを吹き飛ばすんじゃないかと、冷や冷やしましたw

原作にはなかった要素として。
バビントン牧師夫妻の息子ロビンの存在が、口頭で述べられていましたが・・・。
結局、お話とあまり結びつきませんでしたね^_^;
ミスリードが目的だったのか、男たちを嫉妬させるための存在だったのか(´ε`;)
あと、ミルレーさんのお母様については・・・(苦笑)
まあ墓地のシーンがあったから、いいのですが#59142;

ポワロの執事である最近の準キャラクター、ジョージは今回の原作には出てきません。
でも、ドラマにてその姿を見かけたときは、なんかホッとするものがありましたね( ´−`)

また、解決編の前のポワロの台詞。
「ポワロ劇場をお届けしましょう。」
二カ国語で録画していなかったので、オリジナル(英語)はどういう台詞なのか?ですが、この言葉を聞いて( ̄ー ̄)ニヤリとした人も多いのでは。
ポワロの吹き替えは皆さんご存じの通り、熊倉一雄さん。
熊倉さんと言えば・・・ヒッチコック劇場(^J^)
そして、原作では関係者≪全員≫は集めないのですが、「名探偵ポワロ」においては関係者全員を集めて最後の推理を披露するのが通例。
「名探偵ポワロ」のエッセンスを上手く入れているのもよかったです。

後は、本作のネタバレにつながるので、これから下の文章を読むときはご注意を!