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アガサ・クリスティー特集「名探偵ポワロ」&「ミス・マープル」
昨日の作品はケチョンケチョンにけなしたYuseumですがσ(^◇^;)、
今日は楽しめました(^_^)v
この作品はYuseumの好きな作品の一つなので、正直ドラマの出来をかなり心配しましたが、『予告殺人』という作品の持つミステリ的な魅力やエッセンスを、95分という短い時間の中でよく表現できていたと思います。
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アガサ・クリスティー特集「名探偵ポワロ」&「ミス・マープル」
昨日の作品はケチョンケチョンにけなしたYuseumですがσ(^◇^;)、
今日は楽しめました(^_^)v
この作品はYuseumの好きな作品の一つなので、正直ドラマの出来をかなり心配しましたが、『予告殺人』という作品の持つミステリ的な魅力やエッセンスを、95分という短い時間の中でよく表現できていたと思います。
冒頭のモノクロニュース映画、そして一転して10年後、のどかな村を自転車で駆け抜ける新聞少年を映した映像は、過去のクリスティーの映像化作品も彷彿とさせ、ワクワクしちゃいましたo(^o^)o
作品の舞台も、セント・メアリー・ミード村ではなくチッピング・クレグホーン村。だから、今回は風景などには全然違和感を感じませんでした。
ミス・マープルも外出先ですから、オシャレしてておかしくないですからね(*^。^*)
また、原作でも第二次世界大戦終結から数年後の世界を描いているので、このシリーズの描く「1950年代」にマッチしています。
クラドック警部も、なかなかいい味出していたと思います。
ちゃんとスコットランドに行ったシーンもありましたし(・・)(。。)
でも、なんといっても本作のミス・マープルは非常に魅力的
この作品はトリッキーな作品だし、登場人物も割とエキセントリックな人々が多いので、例えば、エイミーとヒンチはレズ?っていう、原作には確かなかった設定も一応受け入れることが出来ました(^_^;)
エイミーがミス・マープルと知り合いだという、これも原作にはなかった設定ですが、(賛否はあると思いますが)結果として物語に深みを増すことになってしまいました(; ;)
欲を言えば、ドラがもう少しオドオドした性格でもよかったんじゃないか、と思うのですが(^◇^;)
メイドのミッチーは、原作どおり(原作以上?)にクレイジーでよかったf(^ー^;
Delicious Death・・・<甘美なる死>。
ミッチーの作る特製ケーキの名前ですが、本作のキーワードでもあります。
「彼女はいなかった。」
これも本作のキーワード。
ただ、これは日本語吹き替えにやや問題があります。
実際は"She wasn't there."、つまり「彼女はそこにいなかった。」なんですね。
吹き替えが「そこに」を省略しているから、その後の場面の日本語吹き替えが???になっちゃうんです。
まあ、それはさておき、このドラマはミステリとして見たとき、最後まで緊張感を切ることなく見ることが出来ました。
(以下、ネタバレなので反転処理しています。)
ドラが事実をベラベラ喋り、更に「レティ」を「ロティ」と言ってしまうこと。
実際、ドラはマープルに対して、レティシアのことを2回「ロティ」と言っており、これらが第二の殺人の動機なのですが、日本語吹き替えだと「ロティ」とはっきり聞こえすぎるのが難点ですね。
英語でその場面を聞いてみると、1回は視聴者にもある程度分かるように「ロティ」と言っていますが、あとはサラリと流しているんです。
この部分はレティシアが実はシャーロットだと、クリスティーが暗にほのめかしている部分なので、あまりはっきり聞こえると少々興ざめになります。
日本語吹き替えって難しいですね。。。
でも、Marriageを「愛人」と訳すのは、どうでしょうかねぇ?
エイミーがヒンチに「愛人お知らせ」と間違えて伝えるシーン。
英語では"A marriage is anounced."なんですけど(゜ペ)
犯人にとっても悲劇的なこの作品。
もう少しその部分を強調してもよかったのかな、と思ったけど、時間の制約のある中で原作のミステリ的な面白さは十分に反映できていたと思います(^o^)
次も良質のミステリを期待!
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