マージェリー・アリンガムは、アガサ・クリスティーやドロシー・L・セイヤーズと並び称される、
「黄金時代の英国四大女流ミステリ作家#59130;」
(もう一人は、この前紹介したナイオ・マーシュ。)
のひとりで、『ミステリー・マイル』Mystery Mile はシリーズ探偵アルバート・キャンピオンが登場する初期作品です。
以下のように、同人誌であるROM叢書から刊行されたのですが、今は絶版のようで。。。
上の引用にある真ん中の書影が『ミステリー・マイル』です。
不気味な犯罪組織の首領シミスターから命を狙われているロベット判事を保護するため、キャンピオンは自分の「ホーム・グラウンド」でもあるミステリー・マイルへと連れて行く。
しかし、そこでも次々と奇怪な事件が降りかかり、ついに・・・!
ミステリー・マイルというのは村の名前で、「ミステリー」という冠はついていますが、この小説自体には謎解き要素はほとんどなく、ミステリ要素のある「冒険小説」と言った方がいいでしょう。
だから、本格推理小説を期待すると思いっきり肩すかしを食らいます(x_x)
最初の方はそれほど面白いとは思わなかったのですが、中盤、キャンピオン側の「ある人物」が失踪したあたりからだんだん面白くなってきて、最後は一気に読んでしまいました。
アリンガムはやっぱりストーリーテリングが上手いなぁ、と。
(特に、後半になるに従って。。。)
彼女の長編は『幽霊の死』Death of a Ghost と『判事への花束』Flowers for the Judge を読んで以来久しぶりで、その間、アリンガムの作品は結構翻訳出版されているのですが、
「まずは、初期作品から順番に読んでいきたい!」
と思っていたので、これでようやく先に進めます(笑)
・・・てなわけで、つい↓も衝動買いしてしまいました。
ただ、これ米国盤リージョン1のDVD#59020;だから、日本の普通の
DVDプレイヤーでは見られないのですけど。
(もちろん、
日本語字幕はない。)
日本では、過去に『紳士探偵キャンピオン』というタイトルで、VHSビデオは出ていたようですが、DVDは発売されていないようなので。。。
これについても、後日改めて報告すると思います。
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