「毒入り」とも略されることもありますが、Yuseumは「毒チョコ」と略すのが好き( ̄ー ̄)ニヤリ
今回、新版で刊行されたので、エラリー・クイーンの諸作のように、
- 文字が大きくなった。
- 差別的な表現の改訂。
以外に何か変わっているかなぁ、と期待したのですが、、、特に大きな改訂はないようですね( ^.^)( -.-)( _ _)
ロジャー・シェリンガムの盟友「モレスビー首席警部」の名字は、最近のシェリンガム譚の翻訳傾向に従って、英語の発音に近い「モーズビー首席警部」にしてほしかったのですが。
"Moresby"という綴りだから、確かにローマ字読みをすれば「モレスビー」ですけれども。
まあ、「ポートモレスビー」の例もあるから、仕方がない(・・)(。。)
Yuseumは約10年前にこの作品を一度読んでいるのですが、そのときは「ロジャー・シェリンガムシリーズの一編」として読んでいなかったので、今回再読した時は彼に注目して読んでみました。
いやぁ、やはり面白かった\(^^@)/
結末は衝撃的なので覚えていましたが、細かい部分は忘れていたので、非常に楽しめました。
この作品は、「毒入りチョコレート事件」という殺人事件に対して、ロジャー・シェリンガムを会長とする「犯罪研究会」の面々が各者各様の推理を披露する、という形式をとっているのですが、これが単に「遠い世界で起こった事件」を推理して楽しんでいるのではなく、「身近で起こった事件」、つまり、犯罪研究会の面々も事件の被害者やそれを取り巻く人たちのことを大なり小なり知っている、というところがミソ。
それにしても、ロジャー(T^T)(笑)
この作品でも、ロジャー・シェリンガムは期待を裏切らない大活躍(?)をしてくれますw
でも、この作品はそこだけが読みどころではなく、(ロジャーの存在感がだんだんなくなるw)ラストが、やっぱりすごいです。
結末を知っていたYuseumも、最後の方では手が汗ばんでくるほどドキドキしましたから#59138;
やはり、この作品はバークリーの傑作の一つですね。未読の方は是非#59011;