ハヤカワ文庫の10年計画(1年に2冊、アルセーヌ・ルパンの新訳作品を出版する(!o!))の第3弾『奇岩城』
この作品、アルセーヌ・ルパン、というか冒険活劇の傑作として世に名高い作品です。
しかし、シャーロッキアンは概して、この作品はあまり好きじゃないんだな(笑)
いくら、ここに出てくる探偵がハーロック・ショームズ(あるいはエルロック・ショルメス)だとしても、ルブランがホームズをモデルにしたことは間違いないですからね。
(もっとも、アナグラムによる変名を使うようになってから、ハーロック・ショームズはどんどんシャーロック・ホームズと違う探偵になってきましたけどね。)
ところで、この作品でルパンと対等に対決するのはホームズでもなく、ましてやガニマール警部でもなく、高校生のイジドール・ボードルレです。
彼にはモデルがいて、『オペラ座の怪人』の原作者として有名なガストン・ルルーの『黄色い部屋の謎』などで活躍するジョセフ・ルールタビーユです。
この2人を比較するのも面白いかも。
さて、少し古い話題ですが、この『奇岩城』
まあ、面白いかどうかはともかく・・・(^_^;)