- Mystery
まず、作品中のあちこちに散りばめられている古今東西のミステリに関する蘊蓄(トリビア)を、楽しく読みました。
私は海外古典ミステリが好きなので、それらについての知識はある方なのですが、いわゆる日本の「新本格派」と呼ばれる作家さんの作品はほとんど読んでいないので、それらについては興味津々。
この『硝子の塔の殺人』を読み終えて、まず綾辻行人さんの『十角館の殺人』を読んでみたくなりました。(お恥ずかしながら、読んだことがない#59143;)
私は海外古典ミステリが好きなので、それらについての知識はある方なのですが、いわゆる日本の「新本格派」と呼ばれる作家さんの作品はほとんど読んでいないので、それらについては興味津々。
この『硝子の塔の殺人』を読み終えて、まず綾辻行人さんの『十角館の殺人』を読んでみたくなりました。(お恥ずかしながら、読んだことがない#59143;)
そして、何より『硝子の塔の殺人』に登場する「名探偵」、碧月夜(あおいつきよ)。
シャーロック・ホームズのコスプレをした女性の名探偵です。
やたらと名探偵、名探偵と強調されていたので、早々に物語から退場してしまうのではないか、と思いながら、読んでいましたが。。。
シャーロック・ホームズといえば、物語の終盤に「踊る人形」の暗号も登場します。
その解読方法は、著者らしいものとなっています。
本作のトリックというか、プロットは「びっくり」するものでした。
散りばめられた伏線が次々と回収されていく様は圧巻#59138;
犯人の動機を知るに至って、読者の中には怒り出す人もいるのではないか、と危惧するのですが#59142;、私はこういう奇抜な作品は好きですよ#59116;
オーディオブックもあるようですね。