今年の始めに、東京創元社さんがあの『カササギ殺人事件』の続編を強烈プッシュしていたころ。
早川書房さんは、
「そのアンソニー・ホロヴィッツ新作をはるかに凌ぐ異例のスピードで100万部を突破した作品が、2020年の英国にはあって、それを刊行するよ(`・ω・´)!」
……と、東京創元社さんに【宣戦布告】したかどうかはさておきw、私はその作品にも興味を抱きました。
それが、リチャード・オスマンの『木曜殺人クラブ』。
これが小説家デビュー作のようです。
最近の、早川書房さんのnoteにもその旨が記されています。
早川書房さんは、
「そのアンソニー・ホロヴィッツ新作をはるかに凌ぐ異例のスピードで100万部を突破した作品が、2020年の英国にはあって、それを刊行するよ(`・ω・´)!」
……と、東京創元社さんに【宣戦布告】したかどうかはさておきw、私はその作品にも興味を抱きました。
それが、リチャード・オスマンの『木曜殺人クラブ』。
これが小説家デビュー作のようです。
最近の、早川書房さんのnoteにもその旨が記されています。
ハヤカワ・ミステリとあるように、本書はいわゆるポケミスながら「特別装幀」なので(ビニールカバーではない)ブックカバーがついてます。
今年の始めに早川書房さんが東京創元社さんの『ヨルガオ殺人事件』(来週発売予定)に【宣戦布告】していて気になっていた、『木曜殺人クラブ』。
ポケミスなのにビニールカバーではないブックカバー。カバーを外すと、いつものポケミスの装丁が。登場人物表も有。 #今日買った・届いた本を紹介する pic.twitter.com/CWmK2GZ7Kb
— ゆーじあむ (@yuseum) September 5, 2021
タイトルからは、アガサ・クリスティーの 『火曜クラブ』(創元推理文庫では 『ミス・マープルと13の謎【新訳版】』 )が想起されます。
帯に、「人生最後のミステリをあなたに」とあるように、本書の舞台は“イギリス初の高級リタイアメント・ビレッジ”を謳い文句にする、クーパーズ・チェイスという高齢者施設。
そこに〈木曜殺人クラブ〉と呼ばれる、未解決事件の調査を趣味とする老人グループがあったのですが、施設の経営者の一人が何者かに殺されたのをきっかけに、本物の殺人事件の捜査を行うチャンスがやってくる。
……というようなあらすじですが、全体的にテンポはゆっくりとしていて、ユーモアを交えながら話が進行していきます。
最近のトレンドもどんどん出てくることもあってか、翻訳は読みやすいです。
最近のトレンドもどんどん出てくることもあってか、翻訳は読みやすいです。
真相は……、ほろ苦いですね。悲しくなってきます(ノД`)
それでも、人生の黄昏時を迎えたメンバーが、前向きに明るく力強く生きようとする姿が感じられて、勇気づけられました。
ただ、この真相は読者が推理するにはかなり困難なような気が#59142;
一応、物語の前半に張られた伏線が終盤に回収されて(!o!)オオ!となる部分はありましたが#59131;
それでも、人生の黄昏時を迎えたメンバーが、前向きに明るく力強く生きようとする姿が感じられて、勇気づけられました。
ただ、この真相は読者が推理するにはかなり困難なような気が#59142;
一応、物語の前半に張られた伏線が終盤に回収されて(!o!)オオ!となる部分はありましたが#59131;