今日の朝日新聞夕刊のエッセイ(第279回)。タイトルは、「古畑・新選組、別れに淋しさ」。
そそられるタイトルですね(^u^)
「古畑任三郎」シリーズはやっぱり今回の2時間スペシャル三夜連続で最終回のよう(;.;)
第1夜は藤原竜也さんが若き「犯罪マニア」で、その殺人計画を古畑さんが暴くというもの。で、石坂浩二さんは古畑と推理対決するという役どころのようです。(「」は抜粋)「石坂さんといえば、金田一耕助。(中略)エラリー・クイーンの『Yの悲劇』のテレビ版で、主人公の探偵も演じられているし、クリスティの『ホロー荘の殺人』の翻案映画でも事件を解決に導く推理作家役だ。恐らく横溝とクイーンとクリスティを制覇した世界でただ一人の俳優。」
そうでした。そうでした。推理対決が楽しみですね。
第2夜のゲストがイチロー選手で、イチローが古畑ファンだから実現したのは周知の通り。
最終夜のゲストは松嶋菜々子さんですが、「この回はドラマ構成に凝ってみた」そうです。刑事コロンボのような倒叙形式の作品を「一人で四十作近く書いた作家は、たぶん僕しかいないんじゃないか」と自負する三谷さんが辿りついた「テレビでしか絶対成立しない」「究極の倒叙もの」だそうです。三谷さんが最期に放つトリックに注目してみましょう。
結局、三谷さんは「新選組!!」(中身90分だから、民放で言えば二時間ドラマの分量)も書いていたから、「今年は映画を作りながら、二時間ドラマを四本同時進行で書いていたわけで、さすがにヘロヘロになってしまった」ようです。三谷さん、お疲れ様でした。
三谷さんは「すべてを書き終わった今、僕は味わったことのない喪失感の中にいる」そうです。我々も新春にすべてを見終わったら、同じような喪失感に捕らわれるのでしょうか? 「多くのファンの方のお陰で、ここまで続けて来られた」と三谷さん。いえいえ、我々も三谷さんのおかげでここまで楽しむことができました。感謝致しますm(__)m