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「皆さんは、本をどのように収納していますか?」
Yuseumは、ホントは大きな本棚に憧れているんですけど、今住んでるワンルームマンションにはとてもそんな本棚を置くスペースはない(。-_-。)。
だから、ある本は小さい本棚に、ある本は収納ケースのようなものに入れて保管し、そして、また別のある本は「カラーボックス」を書棚代わりにして並べていたりしています。
あれは、半月ほど前の出来事でした。
Yuseumの部屋に備え付けのエアコンは、「除湿」モードでも「冷房」のように寒くなり{{ (>_<) }}、電気代の効率もよくないので、今年は「冷房」設定は高めにして、その代わり「ポータブル除湿機」を購入したんです。
ポータブルなんで排水は内部タンクに貯まり、満杯になるとFULLのランプが点灯するというもの。
Yuseumは、それを「カラーボックス」の上に置いて使用していたのですが、結構稼働していたのになかなかFULLにならない。
あれれ?(・_。)?(。_・)?
とタンクを確認してみると、既にほとんど満水じゃないですか
慌てたYuseum。
タンクを取り出そうとして、誤ってカラーボックスの上に水を垂らしてしまったのです(℃!!
被害は、その下に並べていた本に
慌てて雑巾を持ってきて、水を拭き拭き(+。+)
文庫本の数冊が水で汚れてしまいましたが、なんとか被害を最小限に食い止めました。
これがハードカバーだったら、ガクーン(x_x)となったでしょうが、文庫本だったのが不幸中の幸い。
まあ、文庫本の場合、外出時に鞄に入れて持ち運んでいたとき、が降ってきて、鞄にも雨水が染み込み、結果、本が汚れてしまった、という経験もたま〜にあるので、確かにショックではあったけど、
「まあ、これも1つの思い出よ( ´-`)」
と、自分に思い聞かせることにしました。
ということで一応、一件落着・・・
ではありませんでした!
本当の「災難」は一昨日に発覚したのです
一昨日のこと。
Yuseum、ちょっと部屋を片付けていたとき、ふと例の
カラーボックスの
「中段」を見て・・・、
(゜ロ)ギョェなんで、ここ濡れてんの!? ・・・そうです、Yuseum。
半月前の水漏れ事件の際、カラーボックスの「上段」だけに気をとられて、「中段」をきちんと確認していなかったのです
当然のことながら、この「中段」にもいくつか本を並べていたわけでありまして…。ooO(゜ペ/)/
まあ、思っていたより被害は少なかったのですが、「2冊の文庫本」が物凄いことになってました(@_@;)
その2冊は「上下巻の短編集」でYuseumにとっては「そこそこ大切な本」なのですが、汚水が下から上へと染み込んた跡がまざまざと確認され、紙はフニャフニャにふやけた状態。
しかし、それよりも何よりも愕然としたのは、、、
Q. この黒い「点々」は\(◎o◎)/!?
A. カビです(__;)
文庫本の底部を中心に、黒いカビが点々と(゜◇゜)ガーン
さあ、どうしましょう? ということで、いろいろ調べました。
もはや、このできてしまった染み・汚れ・カビは、本から除去することはできないとは思いましたが、幸いなことに本に書かれている文章はちゃんと読める状態だったから、多少はキレイにしたい`s(-・-;) エートォ...
いろいろ調べているうちに、本の「シミ(紙魚)」対策に電子レンジが有効であることを知りました。
「シミ(紙魚)」とは小さい虫のこと。
よく「中古本を読んでいると手が痒くなる」ことがありますが、それは「シミ(紙魚)」がいるからです(;゜)ウッ!
電子レンジはマイクロウェーブにより素材に含まれる水分を温めるので、30秒ほどチンすれば紙は傷まないけど、発生する熱によりカビや紙魚は死滅するとのこと。
(ただし、あまり電子レンジをかけすぎると本に使っている糊が溶けてしまって、製本が崩れる危険があるので注意!)
この2冊の場合、もう本がフニャフニャ(特に下巻の損傷が著しい(+o+))になってしまってるし、まだ湿っていて乾燥させる必要もあったので、迷わずトライ!
ただし、始めはどうでもいい文庫本(古本)でいくつか試してみて、問題ないことを確認してから、いよいよ例の本を電子レンジにかけてみることに(^^ゞ
30秒チンした後、空気清浄機を回した環境の中、掃除機の上で本をパタパタとし、時には付着したカビを直接吸い取ろうとし・・・。
ただ、あまり掃除機に本を近づけすぎると、かえって本が傷むので慎重に・・・。
で、だいぶカビらしき付着物は減ったけれども、熱を帯びているからエアコンの冷房で丸1日冷やしました。
翌日、紙の「ふやけ」で本が膨らんでしまっていたため、2冊の本の上にそれぞれ「重し」を置いて、その状態でまた丸1日。
で、今日。
染みも汚れも多少軽減されたとはいえ、ボロボロになってしまいました(´ヘ`;)
でも、一応読めないことはないので、
「まあ、これも1つの思い出よヽ(´・`)ノ フッ…(苦笑)」
と、無理矢理自分を納得させるYuseum(-.-;)y-゜゜
皆さんも、(特に大事な)本の保管は十分注意しましょう。
ちなみに、その「2冊の上下巻本」(*)とはこれ↓
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(*)「シャーロック・ホームズの災難 (上)」、「シャーロック・ホームズの災難 (下)」は、ホームズ物のパロディー&パスティーシュを「あの」エラリー・クイーンが編纂した珠玉の短編アンソロジー。
執筆陣は、マーク・トウェインやO・ヘンリーといった文学界の大御所から、アガサ・クリスティー、モーリス・ルブラン、アントニイ・バークリー、そしてクイーン自身といった当時の名だたる推理小説作家たち。
さらには素人作家やホームズ研究家(シャーロッキアン)による著作も収録された、実にバラエティーに富んだ一品であり、まさにアンソロジーの傑作。
しかしながら、原書は「災難」(Misadventures)という言葉にコナン・ドイルの子孫が難色を示し、絶版になってしまい、今ではかなりの稀覯書。
日本では、ハヤカワ・ミステリ文庫で読めるけれども、上のリンクをご覧になれば分かるように、現在品切れ状態(T^T)
期せずして、今年はホームズ生誕120周年。
Yuseumの「シャーロック・ホームズの災難 」もとんだ「災難」に巻き込まれたものです(×_×;)