先日WOWOWで、下の映画を放映していたので、録画して見ました。
※)映画『オーケストラ!』公式サイト

オーケストラ! スペシャル・エディション(2枚組) [DVD]

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD
ロシアのボリショイ交響楽団の劇場清掃員である中年男性アンドレイ・フィリポフは、30年前天才指揮者と呼ばれて活躍したが、当時共産主義だったソ連はユダヤ人排斥の政策を強行し、ユダヤ系の演奏家達やアンドレイらその支持者達は排斥されてしまう。そして今、パリの劇場からボリショイ交響楽団に届いた出演依頼のファックスを偶然見たアンドレイは、自分と同様に今は落ちぶれた嘗ての楽団仲間を集め、偽のオーケストラを結成。夢のパリへ向かうのだが。。。

パリへ来た偽の楽団員たちは、それぞれパリ観光などに夢中で全く練習しようとしない。
オケのリハーサルもないということで、アンドレイからソリストとして指名されたフランスの若手バイオリニスト、アンヌ=マリー・ジャケも戸惑うばかり。

正直、偽の楽団員が繰り広げるドタバタ・コメディーにはどうも興味が惹かれず、「ながら見」していました(^^ゞ
ところどころ、30年前の因縁に絡む謎に触れられてはいましたが、そんな面白いとは思っていませんでした。

ラスト12分までは!

ラスト、いよいよパリ公演本番になって、バラバラになっていた楽団員もなんとか集まってきます。
曲目はチャイコフスキーのバイオリン協奏曲。
案の定、何の練習もしていない楽団員の繰り出す音は最悪で、素人でも、
「こりゃ、だめだ〜(´・ω・`)」
と思えるくらいのレベル。
しかし!
ソリストがバイオリンの音色を奏でた瞬間に、場内の雰囲気が一変します!
その美しくも激しいアンヌ=マリーのバイオリンに「何か」を思い出した楽団員達は、これがぶっつけ本番とは思えない演奏を始めるのです#59004;

ネタバレになりますが、ラスト12分の映像を下に掲載しておきます。
(なお、チャイコフスキーのバイオリン協奏曲は本来3楽章で35分くらいある曲ですが、映画ではそれを12分にまとめています。)
未見の人は、とりあえず最初の3分だけでも見てみてください。
アンヌ=マリー役のメラニー・ロランさんの、情熱的で美しいこと!
その後、フランス語で過去の因縁が語られる場面がありますので、そこは耳だけで#59026;

見終わった瞬間、Yuseumも思わず「ブラボー\(^O^)/」と叫んでしまいました。
WOWOWで今月の10日にも放映するようなので、未見の人は是非見てみてください。