大変ご無沙汰しています^_^;
昨年末は入院したりして#58982; アレでしたが、ボチボチこのブログを更新してみようかと(._.) φ 

今日は、今日(1/15)の深夜よりいよいよ地上波(NHK)初放送#59018;
そこで、『シャーロック SHERLOCK』とホームズあれこれ。

SHERLOCK / シャーロック [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • メディア: Blu-ray

 

日本で初放送されたのは2年前の夏でしたが、正直、あまり期待していませんでしたσ(^◇^;)
シャーロック・ホームズが21世紀で活躍する#59138;という設定がキワモノのように思われたこと。
そして、ここ10数年のホームズ物の映像作品には辟易していたので(後述)、NHK BSプレミアムでの初放送を録画はしたものの、そのまま放置#59142;

で、作夏にBSプレミアムで第2シリーズが放映されるにあたり、第1シリーズも再放送されたので、(好評の声も聞こえてきていたし)恐る恐る見てみたんです( ´ノω`)コッソリ#59018;

いやぁ、これはこの20年の間に映像化されたホームズ物の中では最高レベルの作品ではないですか#59140;
最初の作品、つまり1月16日(水)0時25分よりNHK総合で放送される第1回『ピンク色の研究 A Study in Pink』。
これはホームズ聖典(原作)をお読みの方はすぐ分かるように、ホームズがワトスンと出会った処女作『緋色の研究 A Study in Scarlet』から来ているわけですが、意外にこの『緋色の研究』はほとんど映像化されていないんですね。
で、見てみたら21世紀が舞台なのに、あまりにホームズしてたから思わず唸ってしまいました(≧◇≦)
19世紀でも21世紀でもアフガニスタンか(゚д゚)!から始まり、まぁシャーロッキアンと呼ばれる方々が見たら歓喜しそうなネタが方々に(*゜∀゜*)(笑) 
そして、ホームズ物を知らない方が見ても、主役のシャーロックとジョンが格好よく、物語がスピーディーに展開するから、退屈することなく普通に面白い!

ま、第1シリーズの中では第2回の『死を呼ぶ暗号 The Blind Banker』の出来がやや落ちるわけですが、これは西洋人が見たらオリエンタルな雰囲気が面白いんだろうなぁ〜ということにしてf^_^;
第3回の『大いなるゲーム The Great Game』 の出来も素晴らしい。
いずれもTVドラマというより、映画を鑑賞しているような感じ#59052;
未見の方はとりあえず3話見てみてください。
そして、悶絶してください( ̄0 ̄)(笑)

第2シリーズ。

SHERLOCK/シャーロック シーズン2 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • メディア: Blu-ray
今回はまだ地上波では放送されないので端折りますが、第2シリーズはシャーロックの最大のライバルであるモリアーティが凄まじい!(゚ロ゚屮)屮
なお、第1、第2シリーズのガイドブックも出版されるようです。

シャーロック(BBCドラマ)・ケースブック

  • 作者: ガイ・アダムス
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2013/01/19
  • メディア: 単行本
待望の第3シリーズは、役者さんが皆お忙しいこともあり、早くて今年の秋から撮影スタートのようです。
それまで、これを読んでおさらいしておきますか。。。

さて、先に「ここ10数年のホームズ物の映像作品には辟易していた」 と書きました。
それは1984〜1994年にホームズ聖典を忠実に映像化した、ジェレミー・ブレット主演グラナダ版『シャーロック・ホームズの冒険』が素晴らしかったのも一因です。
NHKでも放送されていたし、最近でもスカパー!で放映されたりもするので、ご覧になった方は多いでしょう。
先日は、遂にブルーレイBOXが出ました♪

シャーロック・ホームズの冒険 全巻ブルーレイBOX [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: Blu-ray

いやぁ、画質の素晴らしいこと#59117;…はひとまず脇に置いておいて、グラナダ版『シャーロック・ホームズの冒険』の功績の1つに、
・それまで凡庸な人間として描かれることの多かった、ワトスンの地位向上
というのが挙げられると思うんです。
でも、それ以降に制作された映像作品の多くは、ワトスンの力が強くなりすぎて、
・ホームズは頭は切れるけれどエキセントリックな変人。それを寛容の心で見守る人間味溢れるワトスン。
という構図が出来上がってしまった気もします。
それは、ガイ・リッチー監督の映画#59052; 『シャーロック・ホームズ 』  『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』にも当てはまるわけで。
(なお余談で、知っている人は当然知っていますが、これらの映画でワトスンを演じたジュード・ロウは、無名時代にそこそこ重要な役柄(だけど大したことない役)でグラナダ版『シャーロック・ホームズの冒険』に出演しています。)

そうじゃないんですね。
『シャーロック SHERLOCK』の素晴らしいところは、性格こそ違うけれどもベネディクト・カンバーバッチの演じる(筋肉質ではなくw)スタイリッシュな社会不適合者シャーロックと、 マーティン・フリーマン演じる世間一般的な性格のジョンが、対等な位置に立って友情を築き上げている点。
ホームズとワトスンが対等、という点が、この10数年のホームズ映像作品に欠けていたと思うんです。

別冊映画秘宝シャーロック・ホームズ映像読本 (洋泉社MOOK)

  • 作者: アンドリュー・T・スミス
  • 出版社/メーカー: 洋泉社
  • 発売日: 2012/11/29
  • メディア: ムック

 

そう思ってこの10数年、つまりグラナダ版以降〜『シャーロック SHERLOCK』以前のホームズ映像作品は…と上のムックを読んでみましたが、意外に(映像リストはあるけど)触れられていなかったので、簡単にここで触れておきます。