エラリー・クイーンのファンはもちろん、本格ミステリのファン、いや、小説のファンすべてに読んでほしい、とも訳者あとがきに記されている『エラリー・クイーン 創作の秘密 往復書簡 一九四七ー一九五〇年




エラリー・クイーン 創作の秘密: 往復書簡1947-1950年



  • 出版社/メーカー: 国書刊行会

  • 発売日: 2021/06/14

  • メディア: Kindle版






あの三谷幸喜さんも大推挙されたということでも話題の一冊。(朝日新聞の有料記事は公開期間を終了したようですが。)



エラリー・クイーンとは、二人の従兄弟であるフレデリック・ダネイとマンフレッド・B・リーの合同ペンネーム。
この二人が作品( 『十日間の不思議』『九尾の猫』『悪の起源』)を作り上げていく過程でやり取りしていた往復書簡が、一冊の本になりました。
二人が文字通り身も心もすり減らしながら、それでも作品を作り上げていく姿は、たとえ物作りに携わっていなくても、心を打つものがあると思います。

仕事やら私生活やらで悩まれている方。荒療治ではありますが、この本の二人が悩み苦しむ様子を読めば、そこに解決のヒントがあるかもしれません。