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古畑任三郎 1st-10「矛盾だらけの死体」 [古畑任三郎]

1st-09はこちら。
ええ〜、久しぶりの古畑任三郎です。今回は国会議員の秘書さんの話。(以降この作品のネタバレあるので、ご注意。)

1st season第十話:「矛盾だらけの死体」 vs 佐古水茂雄


鵜野代議士の秘書・佐古水茂雄(小堺一機さん)が、鵜野の愛人・マリを殺した。鵜野との別れ話のこじれが原因であった。部屋を飛び出そうとするマリが押し倒されたはずみに気を失ったため、 佐古水は睡眠薬の錠剤を一粒ずつ根気よくマリの口に流し込んでいった。

 

それを平然と見ていた鵜野だったが、後の処理を巡って二人はもめた。佐古水との別れ話でマリが自殺したように見せかけようとする鵜野は、佐古水を後継者にするという約束まで取り消し、息子に後を継がせると言い出したのだ。カッとなった佐古水は、今度はそばにあった置物で鵜野を殴りつけた。マリが鵜野を殺した後、自殺したように偽装して部屋を抜け出す佐古水。。。

死んだと思っていた鵜野が実は(事件当時の記憶を失いながらも)生きていたという設定は面白いのですが、この回は初めて視聴したときも、どこかぎこちないと思ってました。ぎこちなさは、古畑が電話の件で佐古水が嘘をついている決定的な証拠をすぐに発見したのに、手札を明かさずに佐古水に心理的な揺さぶりをかけていく、という手法が過剰じゃなかったのでは、というところから来たのかも知れません。
脚本家の三谷さんは小堺さんをエンターティナーとして高く評価していましたが、本作ではそれが十分生かされていない気がしました。

あと、睡眠薬自殺というのもちょっと。。。昔使われていたバルビツール酸系の睡眠薬ならともかく、現在(そして、この放送当時も)主流のベンゾジアゼピン系では、安全性が高いのでまず自殺はできません。仮に睡眠薬が原因の急性呼吸不全が死因なら、自殺というより他殺と考えた方がいいでしょう。(無理矢理睡眠薬を飲まされているうちに、呼吸困難に陥ったとか。)

いずれにしても古畑は意地悪ですね。最後、佐古水に「友達少ないでしょう。」と言われるのももっともでした。
あと、今泉君。痔の手術、ご苦労様でした<_o_>

1st-11はこちら。

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