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ナポレオンの剃刀の冒険 [エラリー・クイーン]

この本はいいです[exclamation×2]

ナポレオンの剃刀の冒険―聴取者への挑戦〈1〉 (論創海外ミステリ)

ナポレオンの剃刀の冒険―聴取者への挑戦〈1〉 (論創海外ミステリ)

  • 作者: エラリー クイーン
  • 出版社/メーカー: 論創社
  • 発売日: 2008/03
  • メディア: 単行本
待望のエラリー・クイーン ラジオドラマ集第1弾[exclamation]
久々に(笑)一気に読みました[本]

これぞ本格ミステリ、ながら、ラジオドラマ台本なので読みやすいのが特徴。
収録作品は以下の通り。

  • ナポレオンの剃刀の冒険 The Adventure of Napoleon's Razor
  • <暗雲(ダーク・クラウド)>号の冒険 The Adventure of the Dark Cloud
  • 悪を呼ぶ少年の冒険 The Adventure of the Bad Boy
  • ショート氏とロング氏の冒険 The Adventure of Mr. Short and Mr. Big
  • 呪われた洞窟の冒険 The Adventure of the Haunted Cave
  • 殺された蛾の冒険 The Adventure of Murdered Moths
  • ブラック・シークレットの冒険 The Adventure of the Black Secret
  • 三人マクリンの事件 The Case of the Three Macklins
1時間ドラマ用の脚本と30分ドラマ用の脚本が交互に構成されています。
最後の作品のみ、"The Case of ..."となっているのは出処が異なるからで、これは10分間のミニ・ミステリ。

特に1時間ドラマ用脚本(『ナポレオンの剃刀〜』、『悪を呼ぶ少年〜』、『呪われた洞窟〜』、『ブラック・シークレット〜』)内容が濃い!
「これぞロジック(!o!)オオ!」と感嘆の声を上げてしまうほど、クイーンの諸作品(特に「国名シリーズ」)に見られる論理の<美しさ>が映し出された作品集となっています。
(しかも、何度も書きますがラジオドラマ台本だから、その<美しさ>が分かりやすい[ひらめき]

個人的には『ブラック・シークレット〜』に最も衝撃を受けました。
工工工エエエエエエェェェェェェ(゚Д゚)ェェェェェェエエエエエエ工工工
ただし、この作品は好き嫌いが別れると思うので、最初に読むことはお薦めしませんがf(^ー^;
最も完成度が高かったのは、『呪われた洞窟〜』でしょうか?
もちろん30分ドラマ用脚本も粒ぞろいですよ。
『殺された蛾〜』で示される手がかりの「意味するもの」は、意外に分からないです。
(というか、Yuseumは推理力[0]なので、「聴取者への挑戦」、ほとんど外したのだが:(;゙゚'ω゚')[あせあせ(飛び散る汗)]

また、このラジオドラマ集は探偵エラリーとその女性秘書ニッキィ(ニッキィ・ポーター)の2人の、ユーモア溢れる掛け合い[ムード]も読みどころのひとつ(#^_^#)
小説のエラリー・クイーン作品ではあまりお目見えしないシーンも多く、(ある作品ではエラリーがあたかもコメディアンのように立ち回っています(^o^))これだけでも楽しめます[わーい(嬉しい顔)]

なお、第2弾「死せる案山子の冒険」はこちら。

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