偉大なるミステリー作家たち

NHK BSオンラインによれば、3/31からBShiにて興味深いシリーズが始まるようですo(^-^)o
４月度に放映されるのは第１シリーズのようで、ラインナップは以下の４本

ＨＶプレミアム８　偉大なるミステリー作家たち（１）  エドガー・アラン・ポー　２００年目の疑惑  〜探偵・明智小五郎の調査報告〜
3月31日（火） 午後8：00〜9：30

今年は、ミステリーの「開祖」エドガー・アラン・ポーの生誕２００年（１８０９〜４９）。このアメリカが生んだ天才作家が人類初の推理小説「モルグ街の殺 人」で、その後連綿と隆盛を続けるミステリー文学の基本スタイルを見事に作り上げた。だが、ポーその人の人生は、破滅の悲劇や狂気に彩られており（彼は ４０歳の時、路上で、浮浪者として亡くなっているのを発見された）、一見、論理的でスマートなミステリーとは相容れないようにも見える。
そんなポーが何故、どのようにして、ミステリーを生み出したのか？！
番組では、エドガー・アラン・ポーからペンネームをつけた江戸川乱歩が、自らの「分身」名探偵・明智小五郎をアメリカに遣わしてポーの真実を探る、という奇抜な設定の演出で、偉大な作家ポーの内面やミステリー文学の本質に迫る。
明智小五郎役＝藤原竜也

ということで、ポー生誕200周年ということで、新潮文庫からも「黒猫・アッシャー家の崩壊　ポー短編集I ゴシック編」 が出る模様。

黒猫・アッシャー家の崩壊―ポー短編集〈1〉ゴシック編 (新潮文庫)

• 作者: エドガー・アラン ポー
• 出版社/メーカー: 新潮社
• 発売日: 2009/03/28
• メディア: 文庫

 

ＨＶプレミアム８　偉大なるミステリー作家たち（２）  エラリー・クイーンの冒険
4月7日（火） 午後8：00〜9：30

アメリカ・ミステリーのみならず、世界の本格ミステリーの頂点に立つ巨匠エラリー・クイーン。その４０年にわたる創作活動を通じて、ミステリーを最もポピュラーな知的エンターテインメントに育て上げ、さらに現代文学の重要な一角にまで高めた。
ク イーンは、ふたりの従兄弟の合同ペンネームである。そして、作家の存在そのものをミステリーで包み込み、読者をあっと言わせるギミックを駆使しながら、“ 国名シリーズ”（「エジプト十字架の謎」など）、“悲劇４部作”（「Ｙの悲劇」など）といった傑作群を次々と世に放った。その流儀、発明、魅力は、一体、 何か？そして、謎に満ちた作家の素顔はどのようなものだったのか？
番組では、エラリー・クイーンを理解するＡ〜Ｚ、２６のキーワードを紐解きながら、このミステリー界最大の巨人の、豊かで謎に満ちた世界に、視聴者をご招待する。
ナビゲーター＝石坂浩二

 ２本目にエラリー・クイーンを入れてくるところがイイですねぇ〜ヽ(*^｡^*)ﾉ
クイーンといえば、いよいよ３月末にラジオドラマ集第２弾「死せる案山子の冒険」 が論創社より出版
（第１弾はこちら。）
また、こんなのも↓出てますねぇ〜。
そうです。今回の「ナビゲーター」の方が主演です(∩.∩）

フジテレビ開局50周年記念DVD Yの悲劇

• 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
• メディア: DVD

ＨＶプレミアム８　偉大なるミステリー作家たち（３）  レイモンド・チャンドラー　マーロウはシシーを待っていた
4月14日（火） 午後8：00〜9：30 

村上春樹氏の新訳「ロンググッドバイ」で新たな人気に火がついたハードボイルド・ミステリーの旗手、レイモンド・チャンドラー。彼が生み出した探偵フィリップ・マーロウは、人気投票で常に上位を占める、永遠のキャラクターである。
こ れまで、チャンドラーの作品には、その実人生が投影されていない、ということが大きな謎とされてきた。探偵マーロウはニヒルで、恋人さえいない独り身だ が、チャンドラーには、１８歳年上の愛妻シシーがいた。しかし、その作品と人生を、さらに仔細に見ていくと、虚構のマーロウと現実のチャンドラーの間に、 確かな関係が見て取れるのである。
番組では、チャンドラーの真実を追うことで、第二次世界大戦直後に隆盛をきわめたハードボイルド文学の本質に迫り、その現代的意義を見つめる。

チャンドラーの謎の探索者＝現代日本を代表するハードボイルド作家・大沢在昌氏

 先日も 『ロング・グッドバイ』 の軽装版が出たばかりですが、４月末には 『さらば愛しき女よ』 のタイトルで知られる"Farewell, My Lovely"の新訳版（訳はもちろん村上春樹さん） が出るみたいです。

ロング・グッドバイ (Raymond Chandler Collection)

• 作者: レイモンド・チャンドラー
• 出版社/メーカー: 早川書房
• 発売日: 2009/03/06
• メディア: 新書

そして、４月２１日には「”ミステリーの女王”アガサ・クリスティー」が放送予定とのこと。
いやぁ〜、どんな番組なのか楽しみです♪

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タグ：海外古典ミステリ

コメント 4

フジテレビ開局50周年で、ダブル浅野主演、元祖トレンディードラマのDVDが発売されると、トピックスで先日知りました。(^^)
ドラマ『Yの悲劇』、こちらは石坂浩二さん、八千草薫さん、夏目雅子さんと、蒼々たるメンバーですね。ぜひ見たいです！
レンタルショップのドラマコーナーが賑わいそうですね☆ (^-^)
by sara (2009-03-08 09:40) 

＞saraさん、トレンディー・ドラマ懐かしいですね！
Yuseumも、レンタルショップをチェックしてみよっと[わはっ]
by Yuseum (2009-03-08 19:42) 

うわー、おもしろそうな企画ですね～！！
ポーのミステリーは総司・・・じゃなくて竜也くんが明智小五郎ですか。これは見逃さないようにしないと。
niceな情報をありがとうございました！
by チヨロギ (2009-03-08 20:03) 

チヨロギさん、そうなんです[にこっ]
そして、クイーンは佐久間象山先生[ふむっ]ｗ
by Yuseum (2009-03-08 20:26)