今月GETした本（一部「する本」）

いよいよ2009年も終わりに近づいてきました。

今月は創元推理文庫から、いっぱい海外クラシック・ミステリが発刊されたので、ホクホク顔のYuseumです（＾(Ξ)＾）

一角獣の殺人 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M カ 1-34)

• 作者: カーター・ディクスン
• 出版社/メーカー: 東京創元社
• 発売日: 2009/12/19
• メディア: 文庫

ｷﾀ━━━━━y=-(ﾟ∀ﾟ)･∵.━━━━━ﾝ!!　文庫落ちｗ

この作品は、もともと『一角獣殺人事件』 世界探偵小説全集（4）と題して、今から14年前に国書刊行会からハードカバーで出版されていたんです。

（とある大学の生協書店に平積みにされていたのを、今でも覚えてます(･･)(｡｡)）

その頃はシャーロック・ホームズしか目がなかったので、買わなかったのですが・・・。

その後、海外古典ミステリ全般に興味を持って、この作品にもひかれたのですが、Yuseumにとってディクスン・カー（＝カーター・ディクスン）は当たり外れの大きい作家なので、ハードカバーで買うのは躊躇していました(;´д｀)

「文庫落ち」を今か、今かと。ｵﾁﾀ━?━ｷｮﾛ━(ﾟ∀ﾟ≡ﾟ∀ﾟ)━ｷｮﾛ━ﾏﾀﾞ━?

この作品は「H・M卿」ことヘンリー・メリヴェールが登場するシリーズ第４弾。

このシリーズの初期６作品は、タイトルが"The ○○ Murders"となっていて、『一角獣の殺人』はThe Unicorn Murders。

シリーズ物は順番通りに読むことによって得られる楽しみもあるから、この作品の文庫化を待ち望んでいました。

他の作品は、以下の通り。（シリーズ自体は、まだまだ続きますが。）

Amazon.co.jp ウィジェット

---

Ｘに対する逮捕状（フィリップ・マクドナルド著 真野 明裕訳）

ｷﾀ━━━━━y=-(ﾟ∀ﾟ)･∵.━━━━━ﾝ!!　文庫落・・・って、あれ(ﾟﾟ;)ｴｴｯ？

この作品も、『Xに対する逮捕状』世界探偵小説全集 3と題して国書刊行会からハードカバーが出版されているので、てっきり「文庫落ち」かと思ったのですが(..;)

訳者さんが違いますねぇ〜。

つまり、今回の文庫版は新訳です。

この作品は「面白い！」っていう人がいれば、「駄作！」っていう人もいたりで、評価がまちまちだったので、ハードカバーには手を出しにくかったYuseumにとっては、今回の文庫化はありがたいです。

（文庫の割にはお値段が・・・ですが(..;)""""）

アントニイ・ゲスリン大佐が登場するシリーズ物の１作なのですが、本シリーズ第一弾の『鑢』とカバージャケットがシンクロしているのもイイですね（*^_^*）

ちなみに、『Xに対する逮捕状』はシリーズ最後から２番目です。

鑢―名探偵ゲスリン登場 (創元推理文庫 (171‐2))

• 作者: フィリップ・マクドナルド
• 出版社/メーカー: 東京創元社
• 発売日: 1983/01
• メディア: 文庫

『鑢』はまだ読んでいないYuseumですが、フィリップ・マクドナルドの作品は『迷路』 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)や、ゲスリン大佐最後の事件である『エイドリアン・メッセンジャーのリスト』 (創元推理文庫)、ノンシリーズの『ライノクス殺人事件 』(創元推理文庫)と、それなりに読んでいるYuseum。

どれもそれなりに面白いのではありますが、「もう後一押し！」なんですね。

フェアなパズル作品が多いので好感は持てるのですが、あっさりし過ぎというか、「謎が解けたら、はい、おしまい！」みたいな無機質的なところが、ちょっとある。

でも、憎めない作家なんですね。フィリップ・マクドナルド(^^ゞ

---

殺す者と殺される者（ヘレン・マクロイ著 務台 夏子訳）

ｷﾀ*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:*･゜(ﾟ∀ﾟ)ﾟ･*:.｡. .｡.:*･゜ﾟ･*!!!!　真打ち！

創元推理文庫の創刊50周年を記念した、読者による復刊リクエスト第３位のこの作品。

（ちなみに、第１位は同じくヘレン・マクロイの『幽霊の2/3』。）

ノンシリーズなのですが、

「マクロイが持てる技巧を総動員して著した、珠玉の逸品」

と言われれば、読むでしょう(°0°)

で、この『殺す者と殺される者』を真っ先に読書中です(._.)φ

---

その他にも、今月は論創社から『警官の証言』Policeman's Evidenceが出るので、それも楽しみにしています。

ルーパート・ペニー、日本では全８作中１作品（『甘い毒』Sweet Poison）しか紹介されていないのですが（今回が２作目）、本作品は密室物の佳作のようなので。

甘い毒 世界探偵小説全集 (19)

• 作者: ルーパート・ペニー
• 出版社/メーカー: 国書刊行会
• 発売日: 1997/01
• メディア: 単行本

 人気ブログランキングへ　 
ブログ王ランキング　トプログ
★imodeBEST100★　★EZwebBEST100★　★SoftBankBEST100★
　　

タグ：海外古典ミステリ

コメント 3

大好きないっぱり読書が楽しめることになって
本当に良かったですね～☆
お正月は、どう過ごすかと思いつつ
だらだら過ごしがちですが、
Yuseumさんは有意義に過ごせそうですね♪
by aya_rui (2009-12-20 20:05) 

ディクスン・カー、懐かしいです！
文庫だと値段はもちろん、持ち歩きやすいのがうれしいですよね。
ところで「鑢」・・・読めないっ(＞▽＜;;
by チヨロギ (2009-12-21 01:24) 

＞aya_ruiさん、いや。Yuseumはお正月、だらだら過ごしそうですｗ
読む本が多すぎて、どれから読もうか迷って(‥ゞ

＞チヨロギさん、そんなわけで「やすり」でした(^^)v
文庫でも薄めの方がいいですね。（いや、内容じゃなくて(^_^;)＼(･_･) ）
厚い本だと腕が疲れて（爆）
by Yuseum (2009-12-22 22:38)